ブロードバンドの利用者の間でPCが本人も知らない間に共有されている問題が発生している。 この問題は、ブロードバンドでインターネット接続を行った際に、Windowsの共有サービスにより、インターネットを介して、PCが共有されてしまうためにおきる。インターネットに接続する際に利用者が適切な設定を行っていないことが原因であるが、これまでの個人向けサービスでは、接続業者が共有などセキュリティ上問題の発生する可能性のあるサービスを使用できないようにしていた。 利用者の設定の問題とはいえ、これまで自分自身でセキュリティを意識して、ネットワーク設定などを行ったことのない利用者にとっては、ふってわいた突然の事態である。 そのため、同サービスを申し込んだ利用者の間で「ネットワークコンピュータに知らない他人のPCが表示され、PCの中身までのぞける」といったとまどいと不安に満ちた報告が相次いでいる。 共有されてしまったPCは、自分のPCと同じように、ファイルのコピー、削除をはじめとする各種操作を行うことが可能になる。 この問題は、利用者がWindowsの共有サービスをオフにする、ルータなどを導入し、適切な設定を行う、パーソナルファイアウォールソフトを導入するなどの方法で簡単に、回避することが可能である。(詳しくはScan本誌をご覧下さい)http://vagabond.co.jp/vv/m-sc.htm