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2017.10.24(火)

「プライスロト FUCK japanese」事件にみる事後対処の問題点

製品・サービス・業界動向 業界動向

 Webを閲覧するだけで、PCが起動しなくなるウイルス「FUCK japanese」(呼称についてはまだ共通のものがない)の感染源のひとつであるプライスロトが、経緯をwebに掲載した。同サービスは、外部からの攻撃を受け、「FUCK japanese」をページに仕掛けられた。このページを訪れた利用者が被害を受けていた。
 この事件は「FUCK japanese」感染という以外に、インシデントに対する企業の対応能力という点でも重要なものとなった。
 この事件でのプライスロトの対応は、さまざまな点で問題が提起されており、企業が今後同種の事件を起こした際の参考になる。

・経緯
 同サイトの「ハッカーによるプログラム改ざんに関して」と題する経緯の説明によれば、同社のwebが改竄を受け、「FUCK japanese」を仕掛けられたのは8月18日である。18日から20日までの間、このWebを訪れた人が被害にあった。
 同社では被害にあった人々への情報提供として、20日に同サイトに「FUCK japanese」がしかけられたことならびに関連情報を掲載した。
 続いて21日にアンチウイルスベンダの対策方法を同日 15:41 にそのままwebに掲載した。21日掲載の文章には、被害者に対するお詫びも掲載されていなかった。

 同サイトのほとんどの告知内容は、アンチウイルス・ベンダやマイクロソフト社からの情報の引用がほとんどであり、同サイトの責任や今後の体制についての言及は、ほとんどなかった。
 その内容は、今回の事件当事者としての責任感を感じにくい内容となっていた。
 それが利用者からのクレームを招き、同サイトに「不適切な表現」に関するお詫びを掲載することにまでなってしまった。しかし、この内容にも同サイトの責任に関してはひとことも触れておらず、文章表記上のお詫びにとどまっている。

 また、「FUCK japanese」を仕掛けられる原因となった外部からの攻撃の原因、対処方法などを明らかしないまま、同サイトはサービスを再開している。また、原因と対処が明確にされていない状況で、サービスを再開していることは、多くの一般利用者が訪れるサイトとして大きな問題を感じさせる。


 情報提供の不備と被害者/利用者フォローの不備が重なり、今回の事件に事後対応の不手際は、同サイトの信頼度を落とすこととなった。

以下、個別に今回の「プライスロト FUCK japanese」事件の主要な問題点をあげてみた。

詳しくはScan本誌をご覧ください
http://www.vagabond.co.jp/vv/m-sc.htm

《ScanNetSecurity》

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