「花王 ウィルス事件」に見るネットセキュリティ報道の問題点 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.18(水)

「花王 ウィルス事件」に見るネットセキュリティ報道の問題点

製品・サービス・業界動向 業界動向

 花王リーゼクラブがウィルスメールを送信した事件について、一部の新聞社などでは、この事件を紙面で大きく報道している。事件そのもののは同社に非があるが、迅速な情報公開と対処は高く評価してしかるべきである。

 過去におきた同種の事件や会員情報漏洩事件などの報道がほとんどなされない中で、迅速な情報公開を行った同社の事件がことさら大きくとりあげられることは、報道の公平性を損なうとともに、今後同種の事件がおきた際の情報公開を阻害する要因になりかねない。

 また、報道された事件についてもその経緯や原因を公表していない企業は少なくない。花王はその時点で判明した経緯や原因を第1報、第2報という形で公表している。事件発生が昨日の夜であったことを考えると、きわめてすばやい対処と言える。国内企業の多くは、勤務時間外にネット事件が発生しても放置しておく傾向がある中で、この対応はきわめて迅速といえる。
( https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/1581.html )

 今回の事件の報道は、未成熟な(弊誌を含め)ネットセキュリティ報道の問題点を浮き彫りにしているといえる。

《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

製品・サービス・業界動向 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 次世代FW+Sandbox+SIEM+SOCの管理体制が限界を迎えるとき~三年後を先取りするVectra Networks社製品とは

    次世代FW+Sandbox+SIEM+SOCの管理体制が限界を迎えるとき~三年後を先取りするVectra Networks社製品とは

  2. Raspberry PiにKali linuxをセット、「ホワイトハッカ育成ツール」発売(スペクトラム・テクノロジー)

    Raspberry PiにKali linuxをセット、「ホワイトハッカ育成ツール」発売(スペクトラム・テクノロジー)

  3. 30年度サイバーセキュリティ政府予算730億円、防衛省と厚労省が各45億円超(NISC)

    30年度サイバーセキュリティ政府予算730億円、防衛省と厚労省が各45億円超(NISC)

  4. 自分の利用しているサーバの状況を確認する方法 不正中継確認

  5. ルートゾーンKSKロールオーバーのプロセス開始、DNSパケットサイズに注意(JPRS)

  6. 新アルゴリズムを開発、古い制御システムでもサイバー攻撃対策が可能に(日立)

  7. Apache Strutsの脆弱性リスクの有無を判断できるツールを無料配布(Black Duck Software)

  8. 顔認証システムの現状、顔写真を使った「なりすまし」も3Dデータ照合で防ぐ

  9. ルートゾーンKSKロールオーバーの「新KSKでの署名開始」を延期(JPRS)

  10. マルウェア侵入の検知を高精度化するAI技術を開発、侵入前後の違いを検知(富士通研究所)

全カテゴリランキング

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×