12月20日午後9:30以降、東証の会員向メールマガジン「MothersSupportersClub」にウイルスが混入され一斉に配信された。 東証はメールマガジンの配信にメーリングリストを使用しており、受信者から投稿できるように設定されていた。また、サーバ側にアンチウイルス機構を搭載していなかった。この2つが今回の事件の原因と考えられる。受信者は突然のウイルス添付メールに混乱している。 なお、東証は「ハッキングにより不正にウイルス添付メールを配信されました。添付ファイルは決して開かずに削除してください。」と東証のWeb上でコメントしている。 先日の日本インターネットプロバイダ協会のMLにウイルスが混入された事件と同じく、ML管理の隙をついたウイルス発信が相次いでいる。顧客向けにMLサービスまたは、MLを利用したメールマガジンサービスを行っている企業は数多く存在する。しかしウイルス対策等のセキュリティ上の配慮が不充分なケースも多く存在する。MLサービス、MLを利用したメールマガジンサービスを運営するにあたり、セキュリティ上の配慮が必要不可欠であることを再認識する必要がある。東京証券取引所http://www.tse.or.jp/mothers/notice.html