マイクロソフト株式会社は、IIS 4.0、5.0のWebサーバフォルダへの侵入問題を修正する英語版プログラムをリリースした。危険性が高いセキュリティホールのため、同社はこれらを使用しているすべてのユーザーに対し、この脆弱性の修正プログラムを直ちに適用することを強く勧めている。なお、この修正プログラムは、元々は、全く別の脆弱性(Microsoftセキュリティ情報MS00-057)を修正するために8月にリリースされたもので、既にこの修正プログラムを適用している場合は、新たな対応策を講じる必要はないとのこと。同問題は、IIS 4.0および5.0における正規化エラーにより、特定の種類の誤ったURLが、Webフォルダを含む論理ドライブ上のいずれかのファイルやフォルダへのアクセスに使用される場合があるために起こるもので、この結果、Webサイトを訪問した悪意のあるユーザーは、そのコンピュータのほかの権限を取得できる場合がある。http://www.microsoft.com/japan/security/