株式会社日立製作所は、音楽配信用途などに利用される著作権保護機能付きマルチメディアカードの64MB、32MB版を製品化し、サンプル出荷を開始すると発表した。同カードは携帯電話・PHSに音楽を配信する「ケータイdeミュージック」システムの専用カードとして採用されているもので、三洋電機、富士通と同社が共同開発した汎用コンテンツ保護技術 UDAC-MB方式に基づき、カード自身に暗号化・復号化の機能を持たせると同時に、暗号化・復号化の際に使われるライセンスキー等をカード内の安全な領域に格納できるTRM領域を有しているのが特徴。これに、コンテンツ保護関連命令セットを用いたソフトウェアを組み込むことで、音楽配信システムで要求される高いセキュリティレベルを達成している。サンプル出荷は32MBが11月、64MBは2001年1月から。http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0009/0925.html