エフ・セキュア社は9月26日、「PalmOS/Phage.963」が発見されてから、わずか数時間後に同ウイルスに対するアンチ・ウイルス・プログラムを発表していた。 同社はPalmOSに対する、セキュリティソリューションを強化しており、今回の「PalmOS/Phage.963」へ、わずか数時間で対応することで、同社のPalm0Sセキュリティソリューションの強化を証明してみせた。 「PalmOS/Phage.963」は感染ファイルが赤外線ビームを介して共有されている場合や、ドッキングステーションを介してインストールされている場合には別のパームにも感染していく可能性がある。ウイルスが感染し、実行されると、画面が一瞬ブランク状態になり、そのまま終了する。この間にウイルスはシステム内のその他のプログラムに感染する。その後、システム上のアプリケーションは、実行のたびに同じことを繰り返すようになる。感染したパームを正常な状態に戻すためには、全てのアプリケーションを削除するか、バックアップから修復することが必要となる。 同社は、この「PalmOS/Phage.963」が発見されてから数時間後にはパームPDA上で実行されるプログラムを保護する、F-Secure「アンチ・ウイルスfor Palm」を完成させた。 また、WindowsのF-Secure「アンチ・ウイルスv5.0 for Windows」は http://www.f-secure.com/ から最新アップデートを用い、同時オペレーション中のこのウイルスを検知・駆除をする。詳細http://www.f-secure.com/v-descs/phage.htmダウンロードサイトhttp://www.f-secure.com/palm/download.html