日本ネットワークアソシエイツ株式会社は、ドイツの研究者により、暗号化ソフト「PGP」のversion 5.5から6.5.3において、ハッシュ及び署名されていないPGP鍵領域に不正な予備復号鍵(AdditionalDecryption Key:ADK)を追加できるセキュリティバグが発見されたことを発表した。この問題は、PGPで暗号化した文書をいざというときに復号できる予備鍵「ADK」を、悪意のある者が不正に設定できてしまうというもの。米国ではすでにパッチプログラムがリリースされているが、日本語版製品について同社は、日本語環境下でのテストを実施したのち、登録ユーザーに修正プログラムを入れたCD-ROMやFDを9月1日から送付することで対応していく。http://www.nai.com/japan/pgp/advisory000828.asp