株式会社シマンテックは7月31日、「WScript.KakWorm」の変種である「WScript.KakWorm.B」を発見し、対応する新しいウイルス定義ファイルの提供を開始したと発表した。 「WScript.KakWorm.B」は日本語OSでは感染しないが、「WScript.KakWorm」が現在も国内で多く発見され、また電子メールを読むだけで感染するため同社は注意を呼びかけている。 「WScript.KakWorm.B」は電子メールソフト「Outlook Express」の署名機能を利用し、送信メッセージの最後に署名として自動的に付加されていく。このワームは既知のセキュリティホールを悪用し、添付ファイル等を実行しなくても受信したメッセージを読むだけで感染してしまう。感染したコンピュータは、毎月1日の午後5時になると、「Days It was a day to be a days」というメッセージを表示する。 シマンテックでは7月29日より「WScript.KakWorm.B」を検知・駆除するワクチンデータを含む定義ファイルの提供を開始し、「Norton AntiVirus」ユーザはオンライン更新機能により同ワームに対応るワクチンを入手できる。