コンピュータソフトウェアの権利保護団体の米ビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)は、1999年1月〜12月のコンピュータ・ソフトウェアの違法コピーに関する調査結果を発表した。発表によると、全世界の違法コピー率は、昨年より2%低下し36%になったが、損害額は逆に98年の110億ドルから12億ドル増加し122億ドルとなった。地域別では、違法コピー率が最も高かったのは、前年に引き続き東欧地域で70%(前年76%)。アジア太平洋地域の違法コピー率は、前年度比2ポイント減少の47%、損害額は、前年度1.6億ドル減少の28億ドルとなっている。また日本の違法コピー率は昨年同様の31%だったが、損害額は前年比3.8億米ドル増加の9.8億ドルにのぼった。http://www.bsa.or.jp/news/2000/000529.htm