日本電信電話株式会社(NTT)と三菱電機株式会社は、次世代の共通鍵暗号アルゴリズム「Camellia」(開発コード名:カメリア)を共同開発した。この新しい暗号アルゴリズムは、NTTの高速ソフトウェア実装に適した暗号設計技術と、三菱電機が世界に誇る小型/高速ハードウェア処理に適した暗号設計技術を結集して開発したもの。米国で現在制定中の政府標準暗号AESと同様に、128ビットのブロック長を採用しており、鍵長も128、192、256ビットの3種類をサポート。また実用性の面では、32ビットプロセッサ上でのソフトウェア実装とともに、専用ハードウェアを使った暗号機器への組込み、ICカードに組み込まれた8ビットプロセッサへの対応など、極めて柔軟な実装が行なえるように設計されているのが特徴。128ビット長暗号のハードとしては世界最小クラスを実現している。今後両社は、国際標準化機関(ISO)へ標準方式として採用するよう提案していく。http://www.ntt.co.jp/news/news00/0003/000310.html