株式会社富士通研究所は、富士通株式会社と共同で、最も安全な楕円曲線暗号を実現する楕円曲線のパラメータを高速に生成するソフトウェア「FSEcParamGen」の開発に成功した。同暗号は、現在普及しているRSA暗号にかわる次世代暗号として注目されているもので、RSA暗号と同等の安全性のもとで、暗号鍵のビット長を短くすることができるため、処理能力の低いプロセッサでの実装や、高速な暗号化・復号化が実現できるなどの利点がある。同ソフトは、これに利用するパラメータを作成するもので、ANSI X9.62 に準拠している。なお、開発の過程で得られた純粋数学上の有用なデータであるモジュラー多項式データは、3月1日より一般公開される。http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/flab/News/2000/Feb/7-2.html