日本電気株式会社は8日、米国最大の銀行バンク・オブ・アメリカからインターネットを介した機密情報流通のためのソフトウェアを受注したと発表した。米国主要企業が、日本メーカー製インターネットセキュリティ技術を採用したのは初めてとなる。このソフトウェア「e-Border Server Special Edition for the Bloomberg Professional Service」は、国際標準の通信プロトコル「SOCKSv5」に対応した同社製のものであり、画像などのマルチメディアを含む情報をインターネットで安全に利用できるようにする「e-Borderシリーズ」のブルムバーグ社対応版である。 同社は今後、「SOCKSv5」に基づいた「e-Borderシリーズ」を、全世界の銀行や証券会社などの金融機関を中心に、積極的な開発・販売を展開していく。