CrowdStrike、エンドポイントのデータへゼロトラストセキュリティを提供するSecureCircleを買収
クラウドストライク株式会社は11月21日、SecureCircleの買収について合意に至ったと発表した。SecureCircleは、エンドポイントのデータへゼロトラストセキュリティを提供するSaaSベースのサイバーセキュリティサービスを提供している。
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クラウドストライクはSecureCircleの技術でデータ保護を革新させ、顧客によるデバイスレベル、アイデンティティレベル、データレベルでのゼロトラストの実現を可能にする。クラウドストライクはSecureCircleの革新的機能を活用し、データ保護に関する複雑な問題をエンドポイント上にあるCrowdStrikeの軽量Falconエージェントを介して提供される複数レベルでのゼロトラスト制御の実現で解決する。
クラウドストライクはSecureCircleの技術を活用し、3段階(転送中、保存中、使用中)全てのデータを暗号化しエンドポイント上及びエンドポイントで送受信されるデータの保護を可能とする。また、CrowdStrike Zero Trust Assessmentと組み合わせ、個別のユーザーのゼロトラストのスコアに基づき、データアクセスと使用に関するポリシーを個別に管理することで動的なリスク軽減が可能となる。
クラウドストライクの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)のジョージ・カーツ(George Kurtz)氏は「今回の買収により、ユーザーがアクセスし使用するデータでもゼロトラストを実現することで、エンドポイントベースのデータ保護の新たな標準を打ち立てます」と述べている。
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