2018年度ネットワークセキュリティ関連市場は約5千億円、2023年は6.6千億円に(富士キメラ総研) | ScanNetSecurity
2024.05.20(月)

2018年度ネットワークセキュリティ関連市場は約5千億円、2023年は6.6千億円に(富士キメラ総研)

富士キメラ総研は、法人向けネットワークセキュリティ関連の国内市場を調査し、その結果を「2019 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧 市場編」「同 企業編」にまとめたと発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
株式会社富士キメラ総研は12月26日、法人向けネットワークセキュリティ関連の国内市場を調査し、その結果を「2019 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧 市場編」「同 企業編」にまとめたと発表した。市場編は、セキュリティ製品26品目、セキュリティサービス18品目の市場を分析し、将来を展望。企業編は、セキュリティソリューションプロバイダ29社、セキュリティツールベンダ21社の事例分析を行っている。

発表によると、2018年度のセキュリティ製品・サービス市場は5,016億円となった。2023年度には、2018年度比31.9%増の6,617億円になると予想している。同市場は、次々に登場する新たな脅威や高度化・複雑化する脅威への対策として継続的な対応が求められる一方で、高度なセキュリティサービスの需要増加、サービス案件の増加などにより提供事業者側の技術者が不足しており、需要に対応しきれない状況が続いている。

今後の拡大要因として、クラウドやIoT、5Gなどの活用によるセキュリティ需要の創出、サプライチェーン全体でのセキュリティ強化などを挙げている。特にクラウド、IoT、サプライチェーン攻撃対応による新規需要は、2023年度でそれぞれ200億円以上と予測している。クラウドでは、クラウド向けセキュリティ対策ツールCASB、IoTではUTM製品やセキュリティ監視ツール、端末セキュリティ製品、電子認証サービスなど、サプライチェーン攻撃対策では、基本的な対策に加えリテラシー向上を目的とした教育サービスの拡大も期待されるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×