どちらのマルウェアの実例も、非常に危険だ。Dyreza は強力な MITB(man-in-the-browser)のトロイの木馬で、その作者たちは「金融部門の外」へと標的を移してきた。
その作者たちは長期に渡って、人員募集、サイバーロッカー(オンラインストレージ)、ドメイン登録、税務サービスなどの分野を標的に追加してきた。
「これまで観察されてきた、この『特定の変更』が示しているのは、攻撃者の一面、『新たな産業として、サプライチェーン全域のあらゆるもの』を狙った明確かつ意図的な戦略である」
今回は毛色が違う。営業DXサービス「Sansan」を利用中の顧客に対し、不正にIDやパスワードを入手しログインしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで会社員が逮捕された旨の報道があったと、その社員とは無関係の「Sansan」を提供するSansan株式会社が公表を行ったことだ。感覚的には「Gmail アカウントが乗っ取られスパムメール送信に利用された件について犯人が逮捕された」と Google が発表するようなものだろうか。
2024 年 1 月に公開された、Linux カーネルの脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。攻撃者は当該脆弱性の悪用により、一般権限での侵入に成功した OS の管理者権限が奪取可能です。Linux カーネルのアップデートにより対策してください。
彼は英国王立協会のフェローでもあり、ニュートン、ダーウィン、ホーキング、チューリングが名を連ねる「知の殿堂」入りを果たしていた。
ピアツーピアシステムとハードウェアの耐タンパー性における草分け的存在である彼は、チップや銀行の暗証番号カードなどの安全な設計に長年取り組み大きな影響を与えた。そして、ATM におけるセキュリティ上の欠陥を公表するというアンダーソンの取り組みにより、世界中で ATM の設計が変更されることとなった。