Chrome のブラウザ設計上の欠陥により、悪意あるウェブサイトは、あなたのコンピュータのマイクを利用してあなたを盗聴することができる、と 1 人の開発者が主張した。しかし Google は、それを否定している。
イスラエルの開発者 Tal Ater は水曜日(編集部註:2014 年 1 月 22 日)、「たとえあなたがコンピュータを利用していなくとも――あなたがコンピュータの近くで行う会話、ミーティングや通話は、記録され、侵害される可能性がある」とブログに記した。
Chrome Bug Lets Sites Listen to Your Conversations - YouTube(編集部註:Alter のエクスプロイトの解説動画)
Ater によると、マイクを利用するウェブサイトがマイクの使用を明確化していない場合において、この脆弱性は発生するという。
通常であれば、ユーザーはマイクの使用を要求する一つ一つのサイトに対して許可を与える必要がある。また Chrome は、そのサイトが録音を行っている間、常にページのタブに「赤く点滅するドット」を表示する。しかしそれだけでは、悪意あるサイトが何を行っているのかを隠すのには不充分だと Ater は語っている。