心理学的なアプローチにより中高生のスマートフォン長期間利用問題を改善するアプリを開発(KDDI研究所)

2016年3月8日(火) 10時00分
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KDDI研究所、中高生向けスマホ依存改善アプリ開発

勉強うながしホーム(画面例)の画像
勉強うながしホーム(画面例)
うながしコンテンツの例の画像
うながしコンテンツの例
KDDI研究所の画像
KDDI研究所
 KDDI研究所は、中高生のスマートフォン長期間利用問題を改善するためのホームアプリ「勉強うながしホーム」を開発した。心理学的なアプローチにより、中高生が自ら適切なスマートフォン利用を行えるようにするという。Android(バージョン4.2以上)対応。

 内閣府が行った「平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、高校生のスマホ平均利用時間は1日2.58時間。また、10人に1人が1日5時間以上利用しているという。過度な利用は、青少年の学力低下や体調不良、トラブル経験の増加などに陥る可能性があり、その改善が求められている。

 KDDI研究所が開発したホームアプリ「勉強うながしホーム」は、行動経済学の「Nudgeの設計思想」をもとに開発。スマホ利用を物理的に制限せずに情緒的・客観的に行動変容を促すコンテンツを表示することで、利用者が自らスマホを適切に利用できるように支援するという。

 「勉強うながしホーム」には、適切なスマホ利用への気づきを与え、過度な利用を自ら控えるように促す「通常モード」と、勉強に役立つアプリのみを登録しておくことでスマホが手元にあっても勉強に集中できる「勉強モード」の2つのモードを搭載している。それぞれのモードで利用したいアプリを登録できるほか、利用時間により変化する背景画像やウィジェット、100以上のポップアップメッセージ、スマホ利用時間表示などのコンテンツを表示する。

 KDDI研究所はKDDIと協力し、3月6日に兵庫県猪名川町で開催される第4回猪名川町青少年フォーラム「INAGAWAスマホサミット」で、機能を限定した「勉強うながしホーム(猪名川町青少年健全育成推進会議コラボ版)」を提供する。

 KDDI研究所では、今後、トライアルを通じて促しという心理的アプローチの有効性を評価していくとともに、中高生やその保護者たちが安心・安全と感じられるスマホ環境を提供するため、引き続き「勉強うながしホーム」の改善を進めていくという。
《外岡紘代@リセマム》

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