Apple OS X のスクリプトエディタにおいて遠隔から任意のコードが実行されてしまう脆弱性(Scan Tech Report)
Apple 社のスクリプトエディタにある不備を利用して、遠隔から任意のコードが実行されてしまう脆弱性が報告されています。利用者はアップデートにより当該脆弱性に対処することを推奨します。
Apple 社のスクリプトエディタにある不備を利用して、遠隔から任意のコードが実行されてしまう脆弱性が報告されています。利用者はアップデートにより当該脆弱性に対処することを推奨します。
2.深刻度(CVSS)
7.5
https://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2015-7007&vector=(AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P)
3.影響を受けるソフトウェア
OS X 10.11.1 未満のバージョンが当該脆弱性の影響を受ける可能性があります。
4.解説
スクリプトエディタは OS X 上で自動制御を行うためのプログラミング言語である AppleScript を編集するためのソフトウェアです。
当該脆弱性は Rapid 7 社の Joe Vennix 氏によって報告されました。OS X の10.11.1 未満のバージョンでは、スクリプトエディタ上で Command + R をタイプすることにより、利用者に確認を行わずに AppleScript を実行されてしいます。Safari では applescript:// で開始される URL をアドレスバーに指定することにより AppleScript のエディタを起動可能であるため、当該脆弱性を利用するために applescript:// で始まる URL に任意のコードを挿入し対象ホストにスクリプトエディタ上で Command + R をタイプさせることにより実行させることが可能となります。
5.対策
OS X のバージョンを 10.11.1 以上にアップデートすることにより、対処することが可能です。
6.ソースコード
(Web非公開)
(執筆:株式会社ラック サイバー・グリッド研究所)
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Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html
ソース・関連リンク
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