情報セキュリティ年表
技術 | 国内 | 統計 | 海外 | |
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1957 | ソ連、世界初の人工衛星「スプートニク」を打ち上げ | |||
1960 | 情報処理学会設立 | |||
1961 | 米レオナルド・クラインロック、「パケット交換理論」を発表 | |||
1963 | ARPA、衛星通信の研究を開始 | |||
1964 | 日本IBM、東京オリンピックで「オンラインシステム」稼働(10月) | 米ポール・バラン、「パケット交換網」についての論文を発表(3月) | ||
1965 | 日本IBM、「IBMオンライン・バンキング・システム」を発表(6月) 総理府統計局、国勢調査集計作業にIBM/PCSを使用(10月) |
京都大学、大型コンピュータセンター開所(2月) | ||
1966 | 警察庁と各都道府県警察本部を結ぶ集中的情報処理システムが稼働(1月) | 国鉄、「貨物輸送管理情報システム計画」を発表(4月) | ||
1967 | 電電公社、データ通信本部を設置(10月) 日本生産本部と日本電子計算機協会、MIS視察団をアメリカに派遣(10月) 通産省、産構審に情報産業部会を設置(11月) |
英ドナルド・デイビース、英国物理学研究所でパケット交換の実験を開始(10月) | ||
1968 | 中野区、電子計算機利用の住民台帳を一本化(10月) | 通産省、情報産業室を設置(2月) | ||
1969 | 日本交通公社、「トリップシステム」完成(2月) 防衛庁、「バッジ・システム」を始動(3月) |
産業構造審議会、情報産業育成施策を答申(5月) | 米国防総省、「ARPANET」を導入(1月) |
技術 | 国内 | 統計 | 海外 | |
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1970 | 「ソフトウェア産業振興協会」発足(5月) 通産省、「情報処理振興課」を設置(7月) IPA法公布、「情報処理振興事業協会」発足(10月) |
米ノーマン・アブラムソン、世界初のパケット無線ネットワーク「ALOHAnet」の運用を開始(7月) | ||
1971 | 公衆電気通信法の一部改定(5月) 「ソフトウェア権利保護調査委員会」発足(6月) |
ソ連、「コンピュータ5カ年計画」を発表(5月) | ||
1974 | 日本IBM、保守・技術情報システム「RETAIN/370」を運用開始(11月) | |||
1975 | 環境庁、「環境情報データ通信システム・サービス」 を開始(3月) |
技術 | 国内 | 統計 | 海外 | |
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1980 | 通産省、システムハウス台帳作成(3月) | OECD、プライバシー保護ガイドライン公表(1月) | ||
1981 | 三和銀行の行員がオンラインシステムを悪用し、1億3千万円を詐取 | |||
1983 | 米国でハッカーを題材にした映画「War Game」が公開 米国ロスアラモス研究所に少年ハッカーが侵入に成功 |
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1984 | 「コンピュータウイルス」という言葉が初めて用いられる | |||
1985 | インテル社、「Intel 80386MPU」を出荷(10月) | セコムトラストシステムズ株式会社設立(8月) | ||
技術 | 国内 | 統計 | 海外 | |
1986 | パキスタンのプログラマーが開発したウイルス「Brain」登場 KDDのVENUS-Pでパスワードが盗用(2月) |
米RSA Security Inc.設立 | ||
1987 | 「電子計算機損壊等業務妨害罪」新設 「電子計算機使用詐欺罪」新設 「電磁的記録不正作出・毀棄罪」新設 |
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1988 | 世界初のインターネットワーム「Moris Warm」登場。6千台に感染 | 国内で初めてウイルス感染発生 | CERT/CC設立 米国クリントン大統領が「デジタル・ミレニアム著作権法」に署名、法律として成立。世界的なデジタル著作権の流れに大きな影響を与えることとなる(10月) |
技術 | 国内 | 統計 | 海外 | |
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1990 | 通産省が「コンピュータウイルス対策基準解説書」を作成 通産省、「コンピュータウイルスの侵入届出規定と被害防止解説書」を発表(2月) 通産省、「コンピュータ犯罪防止人材バンク」を設立(10月) |
89年度のパソコン出荷、総額で1兆円突破(4月) | 英国でコンピュータ不正使用法が成立 FIRST発足 |
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1991 | ミケランジェロの誕生日に発症するウイルス「ミケランジェロ」が多大な被害を発生させる ニフティサーブに侵入のしたウイルス、日本語MS-DOSにも侵入(4月) |
情報処理振興事業協会、コンピュータ・ウイルス対策用パソコン・ネットワークを開局(7月) | 情報処理振興事業協会、ウイルスの被害状況1ヵ月当たり2.5件と発表(4月) | 米フィル・ジマーマン氏がPGPを発表(6月) |
1992 | 「史上最悪のハッカー」ケビン・ミトニク、執行猶予中に姿をくらます 米RSAカンファレンス開催 |
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1993 | セキュリティメーリングリスト「BUGTRAQ」創設 | |||
1994 | 米国ローム研究所(空軍研究施設)に英国ハッカーが攻撃を行う ロシアから米国銀行に侵入、米国内外に多額の資金が不正に送金される 中華人民共和国、「中華人民共和国コンピュータ情報システム安全保護条例」を発布(2月) |
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技術 | 国内 | 統計 | 海外 | |
1995 | 世界初のマクロウイルス「Concept」(コンセプト)発見 | 1995年から1996年にかけて4度、イタリアの通信社、中央銀行等のコンピュータ・システムに不正アクセス 「史上最悪のハッカー」ケビン・ミトニク逮捕 オーストラリアで医療データ改竄による殺人事件発生 英国規格協会(BSI)がBS7799-1を制定 EU、個人情報保護を目的とした「個人データ処理に係る個人情報の保護及び当該データの自由な移動に関する欧州議会及び理事会の指令」を公示(10月) SSH社(SSHコミュニケーションズ・セキュリティ)設立(12月) |
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1996 | Microsoft Excelに感染するマクロウィルス「Laroux」(ラルー)発見(6月) | ネット上でわいせつ図画を販売していた高校生と会社が逮捕される 日本ベリサイン社設立(2月) 大分県のプロバイダ「ニューコアラ」が侵入され、約2,000人分のパスワードファイル等の情報が盗難される(4月) |
アメリカ合衆国でコンピュータ犯罪法施行 コンピュータウイルスの国際的情報交換組織「The WildList Organization International」発足(4月) |
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1997 | EU、個人情報保護を目的とした「通信部門における個人データ処理及びプライバシー保護に関する欧州議会及び理事会の指令」を公示(12月) | |||
1998 | 高校生がプロバイダに侵入し、顧客名簿を盗んだ上、ネットで公開 自殺サイト「ドクター・キリコ診察室」で薬物を入手した自殺志願者が自殺。自殺サイトが社会問題化 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)、プライバシーマークの運用を開始(4月) 日本初のセキュリティ専門メールマガジン「Scan」創刊(10月) |
米国国防総省のコンピュータ・システムに米国の少年とイスラエルの少年が侵入 ネットを利用したねずみ講であるイタリアのフューチャー・ストラテジト社「ペンタゴノ」が摘発される 英国規格協会(BSI)がBS7799-2を制定 EU、個人情報保護を目的とした「情報ハイウェイにおける個人データ処理及び収集に係る個人情報保護のためのガイドライン案」を作成(3月) 米国上院において、世界最初のスパム規制法である「スレミング禁止法改正法」が通過(5月) EU、個人情報保護を目的とした通称「EUデータ保護指令」を施行(10月) |
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1999 | 平成10年版「防衛白書」「犯罪白書」添付のCD-ROMがウイルスに感染 感染すると画面に花火を表示するウイルス「HAPPY99」発見 メールを開いただけで感染する最初のウイルス「Bubble Boy」発見 メール繁殖型コンピュータウイルス「Melissa」、流行(3月) 米国でホワイトハウス、上院、FBIのサイトが相次いで攻撃を受け、一時サービス停止となる(5月) |
日本RSA株式会社とセキュリティ・ダイナミックス株式会社が統合してRSAセキュリティ株式会社発足(11月) 日本初の本格的セキュリティ情報サイト「NetSecurity」開設(12月) |
情報セキュリティの国際標準規格ISO15408制定(6月) PGPの米国から海外への輸出が一部の国をのぞいて許可される(12月) |
技術 | 国内 | 統計 | 海外 | |
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2000 | ウイルス「HYbris」発見。送信者偽装をもち、被害を拡大した LOVELETTERウイルスが全世界に感染を広げる |
200種類のウイルスをネット通販事業者に送っていた少年が逮捕 「個人情報保護担当室」発足(1月) 一連の官公庁WEB改竄事件発生(1月) 警察庁、情報セキュリティ政策大系を発表(2月) 郵政省東海電気通信監理局のサーバが大量のスパムメールの中継に利用される(4月) 情報セキュリティの国際標準規格ISO15408の国内版JIS X 5070制定(7月) 厚生省国立社会保障・人口問題研究所がスパムメールの中継に利用され、12万通以上のスパムメールが送信される (12月) 東証マザーズのメールマガジンでウイルスを配信する事故が発生(12月) |
不正アクセス禁止法違反検挙件数67件、コンピュータ・電磁記録対象犯罪検挙件数44件、ネットワーク利用犯罪検挙件数802件(警察庁発表) |
BS7799-1が国際規格ISO/IEC17799となる |
2001 | キーロガー機能をもつウイルス「Badtrans.B」が登場 日本(JP)サイトへのクラッキング事件が多発(2月) NTTドコモ社の携帯電話のメールを開封しただけで特定サイトに強制アクセス、電話を発呼するなどの悪質メール攻撃が多発(6月) |
「紅客連盟」を名乗るクラッカー集団が日本の官公庁のサイトに攻撃を行う 韓国語サイトのネット座り込み(手動DDOS攻撃)により文部科学省サイトなどにアクセス障害(3月) 経済産業省、欧州評議会サイバー犯罪条約への国内対応等を検討するサイバー刑事法研究会を発足(8月) |
不正アクセス禁止法違反検挙件数67件、コンピュータ・電磁記録対象犯罪検挙件数63件、ネットワーク利用犯罪検挙件数1,209件(警察庁発表) | |
2002 | バックドアなどトロイの木馬機能をもつウイルス「Bugbear」登場 NTTコミュニケーションズ、無線LANサービス「ホットスポット」をスタート(5月) |
迷惑メール防止法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)施行 第1回RSAカンファレンスジャパン開催 インターネット上のいわゆる「出会い系サイト」を悪用した事件が多発化する プロバイダ責任制限法施行(5月) OCNレンタルサーバの管理する7,800ドメインでクロスサイトスクリプティングの脆弱性発見(5月) |
警察庁、2002年に「出会い系サイト」と関係した事件の検挙数は1,731件と発表 不正アクセス禁止法違反検挙件数105件、コンピュータ・電磁記録対象犯罪検挙件数30件、ネットワーク利用犯罪検挙件数1,471件(警察庁発表) |
セキュリティメーリングリスト「BUGTRAQ」を運営するSecurityFocus社がシマンテック社に買収される(7月) OIS (Organization for Internet Safety)設立(9月) |
2003 | ワーム型の「Slammer」で、韓国への通信が途絶える(1月) | インターネットカフェのPCにスパイウェアを仕込んで口座情報を盗んで引き出した男が逮捕される インターネットを介した集団自殺が社会問題化 イラク戦争に関連したサイバーテロの巻き添えにより国内事業者のサイトにも被害が発生(3月) 日本セキュリティ監査協会発足(10月) |
警察庁、2003年に「出会い系サイト」と関係した事件の検挙数は1,743件と発表 IPA、2003年における国内のウイルス被害額推計は3,025億円と発表 不正アクセス禁止法違反検挙件数145件、コンピュータ・電磁記録対象犯罪検挙件数55件、ネットワーク利用犯罪検挙件数1,649件(警察庁発表) |
イラク戦争に関連したWEB改竄などのサイバーテロが多数発生(3月) OIS が「Security Vulnerability Reporting and ResponseProcess」を公開(7月) |
2004 | ワーム型のウイルス「W32/Netsky」、流行(2月) | 国産P2Pソフト「Winny」開発者逮捕 ソフトウエア等脆弱性関連情報取扱基準公開(7月) 警察庁、情報セキュリティ政策大系を見直し、新体系を発表(8月) インターネットガバナンス・タスクフォース・ジャパン(IGTF-J)発足(9月) |
警察庁、2004年に「出会い系サイト」と関係した事件の検挙数は1,582件と発表 警察庁、2004年における架空請求などの「振り込め詐欺」の被害総額は約284億円と発表 不正アクセス禁止法違反検挙件数142件、コンピュータ・電磁記録対象犯罪検挙件数55件、ネットワーク利用犯罪検挙件数1,884件(警察庁発表) |
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技術 | 国内 | 統計 | 海外 | |
2005 | 携帯電話3社が発信者番号偽装対策を発表(2月) 「Windows Server 2003/XP SP2」、直ったはずの脆弱性が復活(3月) |
個人情報保護法完全施行(4月) 経産省、フィッシング対策協議会を設置(4月) 大手比較サイトのカカクコムが改竄被害、ページにウイルスを仕込まれる。攻撃手法はSQLインジェクションと推定されたため、WEBアプリケーションへセキュリティへの関心が高まる (5月) 大手ECモール楽天加盟店の個人情報漏洩がきっかけとなり、ECモール側で個人情報を一括管理する動きが進む(8月) |
IPA、2004年のウイルス届出が5万件超を発表。2003年の3倍に(1月) 総務省、不正アクセス件数の大幅増大を発表(2月) |
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2006 | ファイル交換ソフト「Winny」による情報漏洩事件が多発 |