個人情報保護委員会は6月29日、一般送配電事業者及び関係小売電気事業者による新電力顧客情報の不適切な取扱い事案に対する個人情報の保護に関する法律に基づく行政上の対応について発表した。
一般送配電事業者では、電力供給区域の送配電事業を行うために、電気需要家庭の顧客情報を保有しており、この中には関係小売電気事業者以外の小売電気事業者と契約する電気需要家庭に関する個人情報(新電力顧客情報)も含まれていたが、関係小売電気事業者はその立場を利用し、自社業務に利用するなど、個人情報の不適切な取扱いをしていた。