根本原因にメス、暗号資産取り締まりに着手 国際ランサムウェア対策サミット | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

根本原因にメス、暗号資産取り締まりに着手 国際ランサムウェア対策サミット

 ホワイトハウス主催の第 2 回「国際ランサムウェア対策イニシアティブ(International Counter Ransomware Initiative)」サミットが終了し、今年は 36か国のグループが、ランサムウェア運用資金としての仮想通貨の利用を取り締まる意向であると明らかにした。

国際
根本原因にメス、暗号資産取り締まりに着手 国際ランサムウェア対策サミット

 ホワイトハウス主催の第 2 回「国際ランサムウェア対策イニシアティブ(International Counter Ransomware Initiative)」サミットが終了し、今年は 36か国のグループが、ランサムウェア運用資金としての仮想通貨の利用を取り締まる意向であると明らかにした。

 昨年のサミットは、この方向への実行可能で具体的な措置がはるかに少ないまま終了した。「不正金融への対策」が優先事項であることを示しながら、ランサムウェア対策イニシアチブ( CRI:Countering Ransomware Initiative )が仮想通貨に焦点を当てていると具体的に述べることなく共同声明が締めくくられたためだ。今回のサミットには、より直接的で明確な姿勢がうかがえる

 サミット主催者のホワイトハウスは CRIグループの計画について、「ランサムウェアを使用する攻撃者に対し、仮想通貨のエコシステムを利用できないようにする共同措置を講じる」予定であると述べた。CRI は、新しい戦略の一部に、ランサムウェアの資金洗浄に使用されている既知の仮想通貨ウォレットに関する情報共有があると述べた。


《The Register》

編集部おすすめの記事

特集

国際 アクセスランキング

  1. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  2. 訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

    訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

  3. オープンソース開発者をパニックに陥れた EUサイバーレジリエンス法 最終決定

    オープンソース開発者をパニックに陥れた EUサイバーレジリエンス法 最終決定

  4. ボーイング、部品流通事業へのサイバー攻撃発生を認める

  5. お粗末な暗号化の仕事ぶり ランサムウェアの身代金払うもデータ破損多し

  6. 国連サイバー犯罪条約が「グローバル監視協定」になる危険性

  7. NASAに侵入したハッカー、逮捕される

  8. "アンチLGBT”的活動の教会と「Pokemon GO」ユーザーがジムを巡り衝突

  9. ペンタゴン、日常的にハッカー攻撃を受ける(米国防総省)

  10. 御社のプロジェクトにも? 素性隠して世界で稼ぐ「北朝鮮 IT労働者」年収 4千万円超 ~ ミサイル開発へ送金

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×