サブドメインの乗っ取りは今に始まったことではないが、今回の研究では、組織がサブドメインを適切に管理することをしばしば忘れたり、アクセスは管理者が明示的に許可した場合にのみ可能であるという誤った思い込みを持っているがゆえに、サブドメインが弱点となることを指摘している。
ウィーン工科大学とヴェネツィアのカ・フォスカリ大学の情報セキュリティ研究者チームは、放置されたり無視されているサブドメインには見過ごされている脆弱性がしばしば存在し、それによって組織が攻撃を受ける可能性があると発表した。
日本で監視カメラや CCTV と言えば、要監視施設等に設置してそれを録画して、何かあったら再生するという、インターネットもパソコン通信もなかった時代のスタンドアロン PC のような貧しい使い方しか想像力が及ばない。しかし中国や合衆国のような、治安維持のための人権制限を合法とする国では、街頭や交通機関、店舗、オフィスなど都市の至る所に設置した画像を XDR や SOC のように集積し、かなりドラスティックな解析を行う。
今回は毛色が違う。営業DXサービス「Sansan」を利用中の顧客に対し、不正にIDやパスワードを入手しログインしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで会社員が逮捕された旨の報道があったと、その社員とは無関係の「Sansan」を提供するSansan株式会社が公表を行ったことだ。感覚的には「Gmail アカウントが乗っ取られスパムメール送信に利用された件について犯人が逮捕された」と Google が発表するようなものだろうか。
2024 年 1 月に公開された、Linux カーネルの脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。攻撃者は当該脆弱性の悪用により、一般権限での侵入に成功した OS の管理者権限が奪取可能です。Linux カーネルのアップデートにより対策してください。