平成25年の特殊詐欺状況を発表、全体的に前年より大幅増加(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

平成25年の特殊詐欺状況を発表、全体的に前年より大幅増加(警察庁)

警察庁は、2013年の「特殊詐欺認知・検挙状況等について」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
警察庁は5月14日、2013年の「特殊詐欺認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、2013年の特殊詐欺の認知件数は11,998件(2012年は8,693件)で、振り込め詐欺の認知件数は9,204件(同6,348件)。このうち8,473件が既遂(同5,902件)、振り込め詐欺の被害総額(既遂のみ)は255億1,373万円(同153億6,991万円)、検挙件数は2,519件(同2,313件)、検挙人員は1,213名(同1,028名)と、昨年より大きく増加した。オレオレ詐欺では、認知件数が5,396件(同3,613件)、このうち4,745件(同3,261件)が既遂、被害総額は168億4,577万円(同105億2,871万万円)、検挙件数は1,749件(同1,802件)、検挙人員は1,017名(同840名)と、こちらも増加している。

架空請求詐欺の認知件数は1,522件(同1,177件)で、このうち1,463件(同1,115件)が既遂、被害総額は62億7,309万円(同30億1,049万円)、検挙件数は370件(同294件)、検挙人員は156名(同165名)と被害総額が倍以上になっている。形態別で見ると、「有料サイト利用料金等名目」が479件、情報購入代金等名目」が206件、「訴訟関係費用等名目」が152件であった。このほか融資保証金詐欺が169件(同404件)で被害総額7億688万円(7億304万円)、携帯電話端末詐欺が432件(同411件)などとなっている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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