ボットネットを摘発した Microsoft 後援のチームによると、ヘルスケアの IT システムは、セキュリティのレベルの低さと、そのデータの貴重さのおかげで詐欺師たちの「次の大きな目標」になろうとしている。
Microsoft の Digital Crimes Unit と共に、ボットネット「Citadel」の破壊に取り組んだセキュリティ企業 Agari の CEO、Patrick Peterson は、「ヘルスケアは、サイバーセキュリティの面で非常に不利な条件に置かれている」と語った。
盗まれた有効なクレジットカードには現在わずか 2 ドルの値しかついていないが、患者のメディカルレコードは、それよりはるかに価値があり、一人あたりおよそ 60 ドルで販売されていると Peterson は語っている。
彼は英国王立協会のフェローでもあり、ニュートン、ダーウィン、ホーキング、チューリングが名を連ねる「知の殿堂」入りを果たしていた。
ピアツーピアシステムとハードウェアの耐タンパー性における草分け的存在である彼は、チップや銀行の暗証番号カードなどの安全な設計に長年取り組み大きな影響を与えた。そして、ATM におけるセキュリティ上の欠陥を公表するというアンダーソンの取り組みにより、世界中で ATM の設計が変更されることとなった。
最後に、ハンキンス氏はクラウドセキュリティ全体像を戦略メニューとして図示した。上記で説明したソリューションやツール、各種フレームワークやプラットフォームが、機能や用途ごとに俯瞰できるものだ。この図は、ガートナーのクラウドセキュリティのコンサルティングの戦略ベースを示したものといってもよい。自社のセキュアクラウドを構築するときの「レシピ」として利用することができるだろう。
幸いなことに、これらの履歴書の情報はほとんどの場合少なくとも 10 年前のものだが、それでも個人情報が多く含まれていることには変わりない。