2016.06.30(木)

発信元IPアドレスを偽装したオープン・リゾルバ探索行為が増加(警察庁)

脆弱性と脅威 脅威動向

警察庁は2月17日、偽装された発信元IPアドレスからのオープン・リゾルバの探索行為に起因すると考えられるパケットを多数検知しているとして、注意喚起を発表した。DNSリフレクター攻撃の踏み台とならないように、管理するDNS サーバ等の設定を確認することを推奨している。警察庁の定点観測システムにおいて、2月4日以降、53/UDPを発信元ポートとするパケットを多数観測している。

これらのパケットの多くはDNS問い合わせに対する応答パケットであった。また、発信元となっているIPアドレスの多くが、DNSサーバとして外部に公開されているものであることが判明している。このことから、何者かが発信元IPアドレスを偽装した上で、当該DNSサーバに対してDNS問い合わせを実施しているものと考えられる。また、問い合わせを行った対象サーバが、自らで再帰問い合わせを行うオープン・リゾルバであった場合には、対象サーバがオープン・リゾルバであることを判別することが可能であると考えられる。

IPアドレスの偽装は、身元の隠蔽や発信元IPアドレスが不審なアクセスの発信元としてセキュリティ対策企業等が作成するアクセス拒否リストに登録されることを防ぐためという可能性もある。警察庁では、管理する機器がDNSリフレクター攻撃の踏み台として悪用されないために、DNSサーバとブロードバンドルータの適切な運用が重要としている。
《吉澤 亨史》

編集部おすすめの記事

特集

脆弱性と脅威 アクセスランキング

  1. スマホアプリ「スシロー」にSSLサーバ証明書検証不備の脆弱性(JVN)

    スマホアプリ「スシロー」にSSLサーバ証明書検証不備の脆弱性(JVN)

  2. ガンホーゲームズを騙るメールに注意、本文に“流失”のミス(フィッシング対策協議会)

    ガンホーゲームズを騙るメールに注意、本文に“流失”のミス(フィッシング対策協議会)

  3. Apache Commons FileUpload のマルチパートリクエストの処理に起因する DoS の脆弱性(Scan Tech Report)

    Apache Commons FileUpload のマルチパートリクエストの処理に起因する DoS の脆弱性(Scan Tech Report)

  4. NAS用OS「QNAP QTS」におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性(ラック)

  5. 複数の「ひかり電話ルータ」および「ひかり電話対応機器」に重大な脆弱性(JVN)

  6. Apache Struts 2 において REST プラグインの実装不備により任意のコードが実行されてしまう脆弱性

  7. トレンドマイクロ「Deep Discovery Inspector」にコード実行の脆弱性(JVN)

  8. 「Apache Struts 2」に深刻な脆弱性、バージョンアップを強く推奨(ラック)

  9. OS Xなどで使用される「mDNSResponder」に複数の脆弱性(JVN)

  10. 2013年にサポートが終了している「Apache Struts1」に複数の脆弱性(JVN)

アクセスランキングをもっと見る

★★ ( FB ログイン可) 会員限定記事、週 1 回のメルマガ、人気ニュースランキング、特集一覧をお届け…無料会員登録はアドレスのみで所要 1 分程度 ★★
★★ ( FB ログイン可) 会員限定記事、週 1 回のメルマガ、人気ニュースランキング、特集一覧をお届け…無料会員登録はアドレスのみで所要 1 分程度 ★★

登録すれば、記事一覧、人気記事ランキング、BASIC 会員限定記事をすべて閲覧できます。毎週月曜朝には一週間のまとめメルマガをお届けします(BASIC 登録後 PREMIUM にアップグレードすれば全ての限定コンテンツにフルアクセスできます)。

×