その偽りの証明書は、French Treasury, DG Tresor(フランス財務省、国庫経済政策総局)の権限で発行された。また、その財務省の証明書は、段階的に IGC/A(Infrastructure de Gestion de la Confiance de l'Administration)に、そして最終的には ANSSI(英国 GCHQ の認証担当 CESG に相当するフランスの機関)によって保証されていた。
フランス財務省は、暗号化された状態でネットワークを通される従業員のトラフィックを監視するため、偽の証明書を作成したと考えられている。その危険な証明書は、マンインザミドルの SSL 傍受を可能とするものであり、それは大いに眉をひそめられる、インターネットセキュリティの信用モデルを冒涜する行為だった。その実質的な結果は、フランス財務省の官僚と Google の間で送られた全てのメール、あるいはその他のデータが、フランス政府(そして、おそらくはその他によって)検閲できるよう、大きく開かれていたということだった…
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(翻訳:フリーライター 江添佳代子)