それは英国の有力な防衛シンクタンク Royal United Services Institute が発表したレポートで語られたところによるものだ。
その悪名高きワームは、プラントの SCADA 産業用制御システムに接続されたコンピュータを感染させたのち、2009 年から 2010年にかけてイラン Natanz のウラン濃縮施設システムを感染させ、高速遠心機の業務を妨害した。
その洗練された攻撃は、施設に対する軍事攻撃の代替策だったと見られており、イランの核開発を 18 か月間から 2 年間に渡って遅らせることに貢献した。このマルウェアは、高速ガス遠心分離機を運転するために利用される SCADA システムへ侵入することによって作用した。その後、それはランダムに、そして密かに速度を上げたり下げたりすることによって、一見ランダムな(しかし頻繁な)障害を引き起こした。
しかしイランの政府当局は、Stuxnet が発見されたことによって倍旧の努力を重ねてきた……
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(翻訳:フリーライター 江添佳代子)