このOccupy Flashサイトは、AdobeのFlash Playerプラグインを世界から取りのぞくことが目標だとしている。同サイトによれば、HTML5がWebの未来を獲得しつつあるからだ。今月Adobeは、もはやモバイル版のFlashを開発していないことを認めている。
Flash Playerはセキュリティの悪夢であり、大部分のデバイスで正常に動作せず、Webのアクセシビリティを減じていると同グループは述べ、以下のように付け加えている:「現時点で、それはWebを阻害している。」 同グループは続ける:
これは閉鎖的な標準と、企業によるWebテクノロジーの一方的なコントロールの時代から取り残された遺物だ。Flashに依存したWebサイトは、急速に増えているデスクトップ・ブラウザーを使用していないユーザーにとって、全く矛盾した(そしてしばしば使用不能な)エクスペリエンスを提示している。そしてFlashクッキーを介して、ゾッとするようなセキュリティとプライバシーの問題を引き起こす。
同グループは世界が、「意思決定者の代表団」が使用を命じるが故に、MicrosoftのInternet Explorer 6がいつまでも存続しているのと良く似た状況を回避することを望んでいる。
Adobeによれば、Flashはインターネット接続したPCの90パーセント以上にインストールされており、オンライン・アニメーション、広告、フィルムおよび他のメディア・コンテンツの制作で、多くの場合デフォルトの選択肢となっている。
これは必然的に、Flashを取りのぞくのに「若干の苦しみや犠牲を伴う」ことを意味しているが、「しかしFlashをサポートしないブラウザを使用する人が増えるほど、その痛みも早く沈静する」と、果敢にも同サイトは述べている。
Occupy Flashの背後にいるのが何者か、あるいは、どれだけの人数が関係しているのか…
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(翻訳:中野恵美子)
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