オランダベースのKPN Corporate Marketは、4年前に起きた可能性のあるセキュリティ侵害の調査を行い、対応策をとっていると述べた。この侵害が明るみに出たのは、分散型のサービス妨害攻撃を行うためのツールが、同社のネットワーク上で発見された後のことだ。
KPNサーバはGoogleやeBay、その他何百万ものサービスが、自身のWebサイトが安易に作成された偽モノではなく、本物であることを証明するために用いる証明書を生成するのに使用されるが、このセキュリティ侵害がこれらサーバに影響を与えるという兆候はない。しかしKPNは、金曜に出した声明(ここにGoogleの翻訳がある)で、その可能性を「完全に排除することはできない」と述べている。
今回のセキュリティ侵害は、その最も不安定な、もしくは最も信頼の置けないメンバー程度にしか信頼できないSSLシステムの脆弱さを強調している。600以上の認証局がInternet Explorer、Chrome、Firefoxにより信頼を与えられているが、Google Mail、あるいは他のWebサイト用の証明書の完璧に近いレプリカを作成するには、一つの認証局の証明書発行システムの防御に穴を開けるだけで済むのだ。そして認証局の中には、中国のような国に位置するものもあり、そうした認証局が不正な証明書を発行するよう強要されていると想像しても、行き過ぎとは言えない…
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(翻訳:中野恵美子)
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