弁護士視点で見た REvil 解体の論点 ~ ユーロポール・FBI・FSB 連携は快挙なのか? | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

弁護士視点で見た REvil 解体の論点 ~ ユーロポール・FBI・FSB 連携は快挙なのか?

REvilプラットフォームのテイクダウン、グループの解体は、FBIやユーロポール、ロシアFSB、さらに米露政府も異例の国際連携の成果だが、捜査プロセスを細かに調べると不明な部分もあり、課題も残している。

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 世界的なランサムウェアグループ(プラットフォーム)である REvil が複数の捜査当局の合同摘発を受け 2022 年解体した。RaaS を人口に膾炙させたといっても過言ではない悪質な攻撃グループで、しばしば RaaS プラットフォームやその攻撃手法を指す場合もある。

 REvil プラットフォームのテイクダウンと組織の解体は、FBI やユーロポール、ロシアFSB、さらに米露政府による異例の国際連携の成果だ。大手メディアがこぞってこの快挙を報じた。だが、その一方で捜査プロセスを細かに調べると不明な部分もあり、課題も残している。イタリアの弁護士、Andrea Monti 氏は、REvil 解体が示唆する問題点として「我々は、この事件について何を知っていて、なにを知らないのか、あるいは知らされていないのか」があると主張している。


《中尾 真二( Shinji Nakao )》

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