App Storeからの請求書を装うフィッシング、複数の件名やリンク先が存在(フィッシング対策協議会) | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

App Storeからの請求書を装うフィッシング、複数の件名やリンク先が存在(フィッシング対策協議会)

フィッシング対策協議会は、Appleを騙るフィッシングメールが出回っているとして注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
フィッシング対策協議会は6月7日、Appleを騙るフィッシングメールが出回っているとして注意喚起を発表した。確認されているフィッシングメールの件名は次の通り。

Order Confrimations. #[英数字]
リマインダ:アカウントロック
AppIe: 確認の進捗状況 [日付]
あなたのApple IDでセキュリティを守ります
Apple ID アカウントが無効になっています : [日付]
Apple IDはセキュリティ上の理由から無効になっています : [数字]
お知らせ:[Apple] Statementアカウントのログインを再開する [日付]
あなたのApple IDがロックされています

フィッシングメールはHTMLメールとなっており、アプリ内購入を行った請求書の体裁で、「注文をキャンセルする」および「iTunes支払いキャンセルフォーム」というリンクの飛び先がフィッシングサイトとなっている。なお、フィッシングメールは複数のタイプが確認されている。確認されたフィッシングサイトのURLは以下の通り。

https://●●●●.co/6nyjmyhIfL
http://cresoitalia.●●●●.it/skin/frontend/jp.php
https://www.appleid-●●●●.com/aps/clients/?[パラメータ]
https://●●●●.co/lhASxdQc4m
http://●●●●.co/6m4W2
https://www.apple-jp.update-account-informations.●●●●.id/
https://●●●●.co/4kns1sRTYW
https://app-scure-●●●●.com/clients
http://newarivied.●●●●.es/japan-id-skin/appleid/apple
https://apple-appleidverify.●●●●.com/Login.php?[パラメータ]
http://●●●●.ly/2rL9wxa
http://mlg-jpy.●●●●.com/
http://secure1.apple.com.account.c86aoq.info7832642.●●●●.info/clients/?[パラメータ]
https://●●●●.gl/jNxRo9
http://redirect-sign-ins.●●●●.cc/
https://apple-information-update.●●●●.cc/clients/?[パラメータ]
https://icloud.verify.customer.data.●●●●.info/

同協議会によると、6月7日13時30分の時点で複数のフィッシングサイトが稼働中であり、JPCERT/CCにサイト閉鎖のための調査を依頼中としている。また、類似のフィッシングサイトが公開される可能性があるため、引き続き注意を呼びかけている。さらに、このようなフィッシングサイトにてEメール / ID、個人情報、クレジットカード情報、パスワードなどを絶対に入力しないよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×