2016年は「サイバー脅迫元年」、ランサムウェアと銀行詐欺ツールが急増(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.02.24(金)

2016年は「サイバー脅迫元年」、ランサムウェアと銀行詐欺ツールが急増(トレンドマイクロ)

脆弱性と脅威 脅威動向

トレンドマイクロ株式会社は1月10日、「2016年国内サイバー犯罪動向」速報版を発表した。これは2016年1月~11月までに日本国内で観測された脅威情報や統計データを元に分析したもの。2016年は「日本における『サイバー脅迫』元年」ともいえる年であるとし、今後の手口の凶悪化も予想されるため引き続き警戒が必要としている。

同期間のランサムウェアの国内被害報告件数は2,690件となり、2015年年間の800件から約3.4倍と過去最大の数値となった。同検出数においても62,400台と、前年年間の6,700台から約9.3倍に増加している。ランサムウェアは世界的に行われている攻撃の一部が日本の個人、法人に対し流入しているのが現状であるが、2016年10月以降は日本語のマルウェアスパムも断続的に確認されている。

また同期間に国内で検出されたオンライン銀行詐欺ツールも、98,000台と過去最大を記録した。前年年間の28,600台から約3.4倍となっている。同ツールの感染を狙うマルウェアスパムの多くは日本語であり、地方銀行や信用金庫を含む幅広い利用者を標的としている。一方で、標的型サイバー攻撃の公表被害件数は減少しているが、同攻撃の疑いのある不審な通信は毎月10万件以上確認されており、水面下で攻撃が継続しているとみている。

※トレンドマイクロの数値変更の発表を受け、数値を修正しました(2017年1月12日)
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. Amazonやマイクロソフトを騙るフィッシングメールを確認、注意を呼びかけ(フィッシング対策協議会)

    Amazonやマイクロソフトを騙るフィッシングメールを確認、注意を呼びかけ(フィッシング対策協議会)

  2. メモリに潜んで痕跡を消す「見えない」標的型攻撃を確認(カスペルスキー)

    メモリに潜んで痕跡を消す「見えない」標的型攻撃を確認(カスペルスキー)

  3. Microsoft Windows 8.1および10に脆弱性、DoS攻撃やコード実行の可能性も(JVN)

    Microsoft Windows 8.1および10に脆弱性、DoS攻撃やコード実行の可能性も(JVN)

  4. 「WordPress」にWebサイトを改ざんされる脆弱性、すでに複数の被害を確認(JPCERT/CC、IPA)

  5. 「Steam」に悪用可能なセキュリティーホールを確認(reddit)

  6. WordPress に REST API における値検証不備により遠隔から任意のコンテンツが上書き可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  7. Mozilla Firefox の nsSMILTimeContainer オブジェクトにおいてメモリ処理の不備に起因する Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)

  8. 攻撃者は不正接続先マシンを攻撃インフラとして使い回す--J-CSIPレポート(IPA)

  9. ビッグデータ関連システムへの探索が急増、身代金を要求されるケースも(警察庁)

  10. 「OpenSSL」がDoSなど4件の脆弱性に対応するアップデートを公開(JVN)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×