日本年金機構製の複数のインストーラに任意のコードを実行される脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

日本年金機構製の複数のインストーラに任意のコードを実行される脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、日本年金機構製が提供する複数のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月1日、日本年金機構製が提供する複数のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.8。

「仕様チェックプログラム(社会保険) Ver. 9.00 およびそれ以前」「届書印刷プログラム Ver. 5.00 およびそれ以前」「媒体データパスワード設定プログラム Ver. 1.00 およびそれ以前」「届書作成プログラム Ver. 15.00 およびそれ以前」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2016-7818)が存在する。

この脆弱性により、インストーラを実行しているプロセスの権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、新規インストールやバージョンアップの際には、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×