偽のアップデータをインストールさせようとするサイトを検知(BBソフトサービス) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

偽のアップデータをインストールさせようとするサイトを検知(BBソフトサービス)

BBソフトサービスは、「インターネット詐欺リポート(2015年2月度)」を発表した。2月のインターネット詐欺サイトの検知数は773,021件で、前月比89.9%とほぼ倍増となった。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
BBソフトサービス株式会社は3月16日、「インターネット詐欺リポート(2015年2月度)」を発表した。本レポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高いネット詐欺サイトの数やカテゴリーなどを分析したもの。これによると、2月のインターネット詐欺サイトの検知数は773,021件で、前月比89.9%とほぼ倍増となった。このうちワンクリック・不当請求詐欺サイトは86.47%、フィッシング詐欺サイトは11.64%、マルウェア感染サイトは0.03%、ボーガスウェア配布サイトは1.14%、ぜい弱性悪用サイトは0.72%を占めていた。総検知数の急増については、2月度は詐欺サイトへ誘導するアドネットワーク広告の出稿が多く見られたためとしている。

OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで23.15%、Androidで90.91%、iOSで69.14%となっている。2月度は、モバイル機器に対してハッカーからの不正アクセスがあったことを偽装し、偽ソフトをインストールさせるサイトを検知した。このサイトにアクセスすると、アクセスしたモバイル機器やブラウザの情報が画面に表示され、あたかも海外からハッカーが不正にアクセスしようとしていたように警告メッセージが表示される。またモバイル機器メーカーを装い、OSが表示した警告メッセージのように見せかけるため、メーカーのセキュリティアップデートと勘違いしやすくなっている。間違って偽のアップデートソフトウェアをインストールしてしまうと、写真や連絡先データなどの個人情報を盗み取られたり、遠隔操作ソフトを組み込まれたりする恐れがある。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×