「Drupal」の脆弱性でWebサイトの改ざんなどを受ける可能性(JPCERT/CC) | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

「Drupal」の脆弱性でWebサイトの改ざんなどを受ける可能性(JPCERT/CC)

JPCERT/CCは、「Drupal」の脆弱性に関する注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月21日、「Drupal」の脆弱性に関する注意喚起を発表した。DrupalにはSQLインジェクションの脆弱性があり、この脆弱性を悪用することで、リモートの攻撃者は任意のSQLコマンドを実行することが可能となる。結果として、影響を受けるバージョンのDrupalが稼働しているWebサイトを改ざんしたり、管理者アカウントを作成する可能性がある。影響を受けるバージョンは、「Drupal 7.31 およびそれ以前」で、Drupal 6系は影響を受けないとのこと。

JPCERT/CCで検証を行った結果、この脆弱性を用いて作成したDrupalの管理者アカウントにてDrupalへログインを行い、モジュールの設定変更などを行うことでWebサーバの実行権限で任意のPHPコードを実行できることを確認したという。JPCERT/CCでは対策として、Drupalより公開されている本脆弱性を修正したバージョン「Drupal 7.32」を、十分なテストを実施の上で修正済みバージョンを適用することを勧めている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×