日本人の登壇者もいて Kazy 氏による「A fairy tale of a fictional country」と題した仮想の国を題材としたセキュリティの思考実験や、Shin Adachi 氏と Yoshiki Sugiura 氏による「Open Source and CSIRT - How can we help?」などが発表された。
楽天の Chris Liu 氏や、AVTOKYO などでも登壇している Kelvin Wong 氏ら日本でも活躍しているスペシャリストによる発表が行われた。1つの会場ではメインスクリーンの隣に IRC のログがリアルタイムで流されていて、素晴らしい発表などが行われると「神降臨」といったようなコメントが投稿されていた。
今回のカンファレンスで目を引いていたのが、「League of Hackers」というカードゲームだ。このゲームは HITCON が監修を行ったアナログのカードゲームで、プレイヤー同士が攻撃カードや防御カードなどを駆使してサーバーを守る。HITCON Enterprise の参加者は企業ブースをスタンプラリーで回ることにより景品として提供されたが、今後は購入することもできるようだ。
展示ブースにはデジタル版の「League of Hackers」のプロトタイプも公開されていて、遊ぶことができるようになっていた。まだプロトタイプということでルールは簡略化されていたが、「Man In the Middle」や「Incident Response」などのカードを使うと攻防がアニメーションによって現され楽しむことができた。最強の防御カードは「DEEP Security」というカードでトレンドマイクロの製品だった。