2016.06.27(月)

ATMやWi-Fiルータを狙うトロイの木馬を確認--3月のウイルス情報(Dr.WEB)

脆弱性と脅威 脅威動向

株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は4月22日、2014年3月のウイルス脅威について発表した。3月初旬にはATMを感染させるトロイの木馬が発見され、中旬にはWi-Fiルータをハッキングする悪意のあるプログラムが出現した。また、Androidを狙った新たな脅威も多く発見されている。「Dr.WebCureIt!」によって収集された統計によると、2014年3月に最も多く検出された脅威は、感染させたシステム上にアドウェアやリスクウェアをインストールする「Trojan.Packed.24524」で、広告トロイの木馬である「Trojan.InstallMonster.51」「Trojan.LoadMoney.15」「Trojan.LoadMoney.1」が順に続いた。

また、ブラウザプラグインとして導入され、開かれたWebページ上に広告などを表示させる「Trojan.BPlug」プログラムも複数発見されている。ATMを感染させる「Trojan.Skimer.19」は、3月初旬に発見された。ATMのOSを感染させると、は暗号化PINパッド(EPP:Encrypted Pin Pad)への入力を監視し、特定の組み合わせが入力されると、犯罪者からのコマンドを実行する。コマンドには、PINコードの復号化やホストファイルの改ざん、トランザクション数、カードやキーなどの統計情報の表示、ログファイルの削除、システムの再起動などが含まれている。

ブルートフォースを使用してWi-Fiルータのアクセスパスワードを解読し、デバイスの設定で指定されているDNSサーバアドレスを変更するマルウェア「Trojan.Rbrute」プログラムは、指定されたIPアドレスの範囲を使用してネットワークをスキャンする、辞書攻撃を行う、という2つのコマンドを実行する。これら2つのコマンドはそれぞれ独立したもので、トロイの木馬によって別々に実行される。モバイルにおいては、新たなトロイの木馬「Android.Dendroid.1.origin」や「Android.Backdoor.53.origin」などが確認されている。
《吉澤 亨史》

編集部おすすめの記事

特集

脆弱性と脅威 アクセスランキング

  1. OS Xなどで使用される「mDNSResponder」に複数の脆弱性(JVN)

    OS Xなどで使用される「mDNSResponder」に複数の脆弱性(JVN)

  2. Docker APIやH.323 プロトコルのポートに対するアクセスが増加(警察庁)

    Docker APIやH.323 プロトコルのポートに対するアクセスが増加(警察庁)

  3. 「Electron」に任意のJavaScriptを実行される脆弱性(JVN)

    「Electron」に任意のJavaScriptを実行される脆弱性(JVN)

  4. 「Apache Struts 2」に深刻な脆弱性、バージョンアップを強く推奨(ラック)

  5. Apache Struts 2 において REST プラグインの実装不備により任意のコードが実行されてしまう脆弱性

  6. 「ウイルスバスター」に複数の脆弱性、個人向け、法人向けともに影響(JVN)

  7. セキュリティホール情報<2006/01/26>

  8. Microsoft Windows の Win32k.sys ドライバの実装に起因する整数オーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

  9. IrfanView の JPEG 2000 プラグインにおけるバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

  10. Ubuntu のクラッシュレポート機能 (Apport) により権限昇格されてしまう脆弱性(Scan Tech Report)

アクセスランキングをもっと見る

★★ ( FB ログイン可) 会員限定記事、週 1 回のメルマガ、人気ニュースランキング、特集一覧をお届け…無料会員登録はアドレスのみで所要 1 分程度 ★★
★★ ( FB ログイン可) 会員限定記事、週 1 回のメルマガ、人気ニュースランキング、特集一覧をお届け…無料会員登録はアドレスのみで所要 1 分程度 ★★

登録すれば、記事一覧、人気記事ランキング、BASIC 会員限定記事をすべて閲覧できます。毎週月曜朝には一週間のまとめメルマガをお届けします(BASIC 登録後 PREMIUM にアップグレードすれば全ての限定コンテンツにフルアクセスできます)。

×