ランサムウェアにより暗号化されたファイルを復元する方法を発見(Dr.WEB) | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

ランサムウェアにより暗号化されたファイルを復元する方法を発見(Dr.WEB)

Dr.WEBは、マルチコンポーネントランサムウェア「Trojan.ArchiveLock.2」の大規模な拡散について注意喚起を発表した。また、感染したファイルを解凍するためのパスワードを復元する方法を編み出したという。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は8月6日、マルチコンポーネントランサムウェア「Trojan.ArchiveLock.2」の大規模な拡散について注意喚起を発表した。このトロイの木馬は、WinRARアーカイバを使用してユーザがファイルにアクセスできないよう処理を行う。しかしDoctor Webのアナリストは、この種類のトロイの木馬に感染したファイルを解凍するためのパスワードを復元する方法を編み出したという。

Trojan.ArchiveLock.2は、感染したPCの重要なファイルを暗号化する。オリジナルのファイルはSysinternals SDeleteによって繰り返し上書きされ削除されるため、復元することができなくなる。アーカイブを保護するパスワードには、ハードディスクのシリアル番号を使用して作成された容易なものもあれば、50個を超える記号を使用した特別なものもある。暗号化されたファイルの名前もまた、特定のパターンに応じて変更される。同社アナリストは、暗号化されたファイルを高い確率で復元させる特別な方法を編み出しており、「Dr.Web Security Space」のユーザはメニューからファイルの修復依頼を行うチケットを提出できる。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×