最も恐れているのは、やはり金融情報の盗難--欧米露一般ユーザ調査(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

最も恐れているのは、やはり金融情報の盗難--欧米露一般ユーザ調査(カスペルスキー)

ロシアKasperskyが欧米露で実施した調査の結果、60%のユーザが金融情報の盗難を何よりも恐れていることが明らかになった。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
株式会社Kaspersky Labs Japan(カスペルスキー)は8月1日、ロシアKasperskyが6月4日に公開したリリースの抄訳として、Harris Interactive社が2012年2月から3月にかけてアメリカ、ロシア、ヨーロッパの約9,000人の一般ユーザを対象に実施した調査の結果を発表した。調査結果から、60%のユーザが金融情報の盗難を何よりも恐れていることが明らかになった。次いでユーザの58%が、オンラインサービスのパスワード情報に関するデータを紛失したり、サイバー犯罪者によって盗まれたりすることを心配している。

この後には、個人のメールや文書、アドレス帳の連絡先、さまざまなマルチメディアファイルと続いた。しかし、データの安全性に対する不安は明らかにもかかわらず、多くのユーザが保護対策が不十分なモバイル端末にデータを保存していた。特に回答者の15%は、モバイル端末からクレジットカード決済のオンラインショッピングや、電子決済システムの利用、その他の金融操作も行っている。そして回答者の12%は、携帯電話を使用して同様の操作を行っていた。機密情報を守るためには、半数近くの回答者(46%)がすべてのデバイスをバックアップしており、30%のユーザが貴重な情報を暗号化し、32%がパスワードで文書を保護していた。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×