「NSD 3.x」にDoS攻撃を受ける脆弱性、緊急パッチの適用など注意喚起(JPRS)

2012年7月20日(金) 15時53分
このエントリーをはてなブックマークに追加
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は7月20日、緊急情報として「NSD 3.xの脆弱性を利用したサービス不能(DoS)攻撃について」を発表した。これは、権威DNSサーバの実装のひとつである「NSD 3.x」に実装上の不具合があり、サーバに対するリモートからのDoS攻撃が可能であることが、開発元のNLnet Labsから発表されたというもの。本脆弱性により、提供者が意図しないサービスの停止が発生する可能性がある。

NSD 3.xは実装上の不具合により、特殊なDNSパケットを受信した場合にnull pointer dereferenceを引き起こし、サーバの子プロセスが異常終了する問題が発生する(CVE-2012-2978)。異常終了した子プロセスは親プロセスによって自動的に再起動されるが、攻撃者が継続的に当該のDNSパケットを標的のサーバに送信し続けることにより、サービス不能の状態にすることが可能となる。NLnet Labsでは、本脆弱性を解消する緊急パッチをリリースしており、JPRSではNSD 3.2.12へのバージョンアップを実施するか、緊急パッチの適用、またはディストリビューションベンダからリリースされる更新の適用を呼びかけている。
《吉澤 亨史》

注目ニュース

icon

JPRSは、「権威・キャッシュDNSサーバの兼用によるDNSポイズニングの危険性について」を発表した。特定の環境で、DNSポイズニング(毒入れ)やドメイン名の引っ越しが妨げられる危険性があるという。

icon

JPRSは、「サービス運用上の問題に起因するドメイン名ハイジャックの危険性について」を発表した。

icon

JPRSは「ghost domain names(幽霊ドメイン名)」の脆弱性に関する文書を発表した。この脆弱性は、研究発表会「NDSS Symposium 2012」において発表された論文で指摘されたもの。

icon

JPRSは、「BIND 9.x」のキャッシュDNSサーバ機能の実装上の問題によるnamedのサービス停止について注意喚起を発表した。

icon

株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は8月11日、Windows DNSサーバの脆弱性を利用した攻撃について緊急情報を発表した。Windows Server 2003、2008、2008 R2のWindows DNSサーバでは、NAPTRレコードの取り扱...

RSS

特集・連載

ピックアップフォト