複数の制御機器の脆弱性情報公表を受け、制御システム運用者に注意喚起(IPA) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

複数の制御機器の脆弱性情報公表を受け、制御システム運用者に注意喚起(IPA)

IPAは、制御システム運用者に注意を呼びかけることを目的に、複数の制御機器の脆弱性情報の公表を受け注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2月29日、複数の制御機器の脆弱性情報の公表を受け注意喚起を発表した。制御システム運用者に注意を呼びかけることを目的としたもの。従来、制御システムは外部ネットワークに接続されていないことから比較的安全と考えられていたが、オープン化やネットワーク利用、また制御機器自体の脆弱性も発見されるようになり、制御システムへのサイバー攻撃も現実のものになりつつある。

2012年1月には、工場の生産ライン、電力や化学プラント、重要インフラ等で使用される複数社の制御機器PLC(Programmable Logic Controller)において、複数の脆弱性(バックドア、暗号や認証不足、弱いパスワード等)が公開されており、攻撃に悪用できる実証コードも確認されている。IPAでは、「悪用可能な実証コードが発表された脆弱性の制御機器の有無の確認」「外部からの接続ルートの存在と分析」「接続ルートが存在する場合の対策の検討および実施」を行うとともに、機器の開発ベンダの情報を注視し適切な対応を検討・実施するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×