●なぜ、適切な認証強化ではなく、課題の多い生体認証を使うのか?
それでも「ないよりはマシ」という発想で少しでも認証を強化するために生体認証を採用するという乱暴な発想もあるだろう。
しかし、「ないよりマシ」程度にしては、金がかかりすぎる上に問題が多すぎやしないだろうか?
【金融機関とベンダの都合で導入促進?】
幸いなことに、これらの履歴書の情報はほとんどの場合少なくとも 10 年前のものだが、それでも個人情報が多く含まれていることには変わりない。
大英図書館には多くの個性がある。独特の複雑な役割分担があり、それは法律で独自に規制されている。別の見方をすれば、ITインフラストラクチャは古くから確立されたコアサービスとの間でリソースを奪い合い、しばしば失敗するという点で、国やその他の大規模な組織の典型である。大英図書館の状況も、うまくいかないことの壮大な例にすぎない。
興味深い研究発表として、イスラエル工科大学やコーネル工科大学などの研究者は、OpenAI の ChatGPT や Google の Gemini など、生成 AI を活用する AI アプリケーションを標的としたゼロクリックワーム「Morris II」を開発し、ユーザーの個人情報の窃取に成功したことを発表しました。