3月9日、日本ベリサインの提供する「Secure Siteシール」に偽装の問題点が本誌の調査で発見された。
存在しない web サイトや日本ベリサイン社の認証を受けていない web サイトでも簡単に、認証を受けた web であるかのような偽装が可能となっていた。なお、この問題
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3月9日、日本ベリサインの提供する「Secure Siteシール」に偽装の問題点が本誌の調査で発見された。 存在しない web サイトや日本ベリサイン社の認証を受けていない web サイトでも簡単に、認証を受けた web であるかのような偽装が可能となっていた。なお、この問題点は、本誌からの通報により、すでに日本ベリサイン社により修正されている。
「Secure Siteシール」は、日本ベリサイン社が発行するシールで、サーバが存在することが確認できるサービスである。 多くの方が、さまざまな web で丸い黄金の中に「Verisign」と書かれたマークを目にしたことがあると思う。あのマークである。このシールを自社サイトに貼るには、日本ベリサイン社に申込み、サーバを登録してもらう必要がある。登録後、自分の web このシールを貼る事ができる。 シールはクリックできるようになっており、クリックするとベリサイン社のwebに飛び、その web が認証されたものであることを証明する表示が行われる。 web を訪れた利用者はシールをクリックすることにより、当該サイトが実在し、ベリサイン社の認証を受けていることを確認することができる。
このシールと認証を利用するには、日本ベリサイン社に申込み、認証を受けなければならないのであるが、存在しない web でもあたかも認証を受けた web であるかのように偽装することが可能であった。 簡単なHTMLファイルをひとつ作るだけでベリサイン社のwebで「Secure Site」であるという表示を行うことができたのである。