マイクロソフト株式会社は4月8日、2011年4月度のセキュリティ情報の事前通知を発表した。発表によると、セキュリティ情報の公開は4月13日で、17件のパッチ公開を予定している。内容は、最大深刻度「緊急」のもの9件と「重要」のもの8件。「緊急」のものはすべてMicrosoft Windowsが影響を受けるもので、Internet Explorer、Officeが合わせて影響を受けるものが1件ずつある。「緊急」はすべてリモートからコードを実行される脆弱性となっている。「重要」のものは、Microsoft Windows、Office、サーバソフトウェア、開発ツールなどが影響を受けるものとなっており、脆弱性はリモートコード実行のほか、情報漏えいや特権昇格も存在する。また、今回のほとんどの更新で適用時に再起動が必要となる。なお、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」も更新される予定だ。(吉澤亨史)http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms11-apr.mspx