マカフィー株式会社は3月22日、McAfee Foundstone Professional ServicesおよびMcAfee Labsにより作成されたレポート「世界のエネルギー産業を狙うサイバー攻撃:“Night Dragon”」を公開した。2010年はサイバーセキュリティの世界の新たな10年に突入したとしており、これからの10年は脅威の急激な増加の開始点となっても不思議ではないとしている。同社の調査により、「Night Dragon」と名付けた一連の攻撃で使用されているツール、技法、ネットワーク活動が主に中国を起源としていることが判明した。Night Dragon関連のイベントと使用されているツールの総合的な分析を通じて、企業による脅威の検出と調査を支援する機能を特定している。この攻撃には多くの人間が関与していると考えられるが、攻撃者に重要なC&Cインフラを提供した人物の1人を特定することができたという。レポートでは攻撃の構造、詳細、検知、対策方法などをまとめている。(吉澤亨史)http://www.mcafee.com/japan/security/rp_Night_Dragon.asp