iPhoneで契約しているeSIM2回線。
2回線ともeSIMで利用している場合、eSIMを切り替える方法や、eSIMの自動切り替えは可能なのか。。
この点を疑問に思っている方は多いですよね。
iPhoneのeSIM2回線の切り替えは、設定アプリから簡単に行えます。
iPhoneのeSIM2回線の自動切り替えは可能で、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにします。
まとめると、この通りです。
iPhoneのeSIM2回線での切り替え方法
・データ通信回線の切り替え手順
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイルデータ通信」の項目を選択
- 表示された回線一覧から、データ通信に使いたい回線をタップ
- 切り替えは数秒で完了
・音声通話回線の切り替え手順
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「デフォルトの音声回線」の項目を選択
- 通話に使いたい回線を選択する
- その回線が発信時のデフォルト回線として設定される
iPhoneのeSIM2回線の自動切り替えが可能
自動切り替えの手順
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイルデータ通信」の項目を選択
- 「モバイルデータ通信の切り替えを許可」のスイッチをオンにする
- iPhoneのeSIM2回線の自動切り替えが設定完了
通常、データ通信専用の回線を設定している場合、音声通話中はデータ通信ができません。
しかし、iPhoneの「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにすると、使用eSIMが自動で切り替わります。
iPhoneのeSIM自動切り替え
- 音声通話専用の番号で通話中に自動的に音声とデータの両方を使えるよう切り替わる
- 通話中でもWeb検索や地図アプリを利用できるようになる
ちなみに、どのiPhoneでもeSIM2回線にできるわけではありません。
iPhoneでeSIM2回線として使う場合、このような条件があります。
iPhoneでeSIM2回線使用の条件
- iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のiPhone
- iOS 12.1以降を搭載
それでは、iPhoneでeSIMの2回線を切り替える手順、新規登録の方法、おすすめの使い分け例など全解説します。
この順番でチェックしていきましょう。
この順番で解説
- iPhoneのeSIM2回線を切り替える方法
- iPhoneでeSIMの2回線目や3回線目を登録する方法
- SIMの有効日は2回線まで可能
- iPhone13以降ならeSIMで2回線使える
iPhoneのeSIM2回線を切り替える方法
iPhoneでは、デュアルSIM機能を使って2つの回線を同時に有効化できます。
iPhoneでeSIMの2回線を切り替える方法は、データ通信と音声通話で手順が異なります。
どちらも設定アプリから簡単に変更できます。
回線の切り替えは即座に反映されるため、通信環境や用途に合わせてリアルタイムに対応できます。
データ通信回線を切り替える手順
iPhoneのeSIM2回線で使用時、データ通信回線を切り替える方法について、解説します。
データ通信回線の切り替え手順
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイルデータ通信」の項目を選択
- 表示された回線一覧から、データ通信に使いたい回線をタップ
- 切り替えは数秒で完了
切り替え完了後、すぐに新しい回線でインターネット接続が開始されます。
データ通信回線の切り替えは、Wi-Fi接続中でも設定できます。
現在どの回線がデータ通信に使われているか確認したい時
設定画面もしくはホーム画面上部のステータスバーで確認できます。
ステータスバーには2つの回線のアンテナマークが表示され、データ通信中の回線に4Gまたは5Gの表示が付きます。
音声通話回線を切り替える手順
次に、iPhoneのeSIM2回線で使用時、音声通信回線を切り替える方法について、解説します。
音声通話回線の切り替え手順
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「デフォルトの音声回線」の項目を選択
- 通話に使いたい回線を選択する
- その回線が発信時のデフォルト回線として設定される
電話をかける際は、ダイヤル画面の上部で回線を一時的に切り替える事もできます。
連絡先から発信する場合も発信前に回線を選択できます。
両方のSIMで電話の受信が可能
iPhoneをデュアルSIMで使用している時、2つの回線で同時に電話を着信する事ができます。
デフォルト回線を設定しても、もう一方の回線にかかってきた電話も問題なく受けられます。
着信が、どちらの番号にかかってきても自動的に受ける形です。
着信履歴を見れば、どちらの回線で着信したかも確認できます。
連絡先に登録している相手では、前回使用した回線が記憶されます。
まとめると、この通りです。
| 操作内容 | デフォルト回線 | 一時的な切り替え |
|---|---|---|
| 発信前の回線選択 | 設定で指定した回線が自動選択 | ダイヤル画面で都度選択可能 |
| 着信 | 両方の回線で受信可能 | 設定不要で自動的に対応 |
| SMSやメッセージ | 送信時は回線選択が必要 | 会話ごとに回線が記憶される |
自動切り替えは可能
iPhoneには「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにすると、自動切り替えができます。
具体的な手順がこの通りです。
iPhoneのeSIM2回線
自動切り替えの手順
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイルデータ通信」の項目を選択
- 「モバイルデータ通信の切り替えを許可」のスイッチをオンにする
- iPhoneのeSIM2回線の自動切り替えが設定完了
iPhoneのeSIM(SIM)の自動切り替えは、メリットが多いです。
iPhoneのeSIM(SIM)の自動切り替えのメリットをまとめると、この通りです。
自動切り替えのメリット
- 電話で問い合わせをしながらブラウザで情報を確認したい時も、自動で切り替わりすぐ使える
- 音声通話している最中にデータ通信が使えるため、通話しながら地図アプリなどを利用できる
- 通話中にメールを確認したり写真を送信したりできる
- データ通信が途切れる際にもう一方のSIMに自動で切り替わるため快適なネット通信が可能
便利な自動切り替えですが、注意点もあります。
自動切り替えの注意点
- 料金プランにより、月の規定データ容量を超過すれば低速化する
- 海外でのデータ通信使用でデータ通信費が高額になる
自動的にデータ通信がもう一方のSIMに切り替わることで、月の規定データ容量を超過する事も考えられます。
海外での使用の場合だと知らないうちに自動で切り替わっていてデータ通信費が高額になる可能性もあります。
その点に注意して、iPhoneの自動切り替えを利用しましょう。
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iPhoneでeSIMの2回線目や3回線目を登録する方法
iPhone13以降の機種であれば、eSIMを2回線開通する事ができます。(eSIM+eSIMのデュアルSIM運用が可能)
なお、iPhone13以降の機種は、eSIMのプロファイルは最大8つまでダウンロードしておけます。
ただし、同時に有効化できるのは2回線までです。
8つのSIMプロファイルをスマホにダウンロードしていたとしても、そのうちの2つのSIMを選び有効化する形です。
iPhone12以前の機種の場合
eSIMは1つしか持てません。(物理SIMカード+eSIM)
ただし、最大20回線までSIMプロファイルをダウンロードしておけます。
では、この順番で解説していきます。
この順番でチェック
iPhoneでeSIMを有効化する方法
eSIMの設定前に確認しておくこと
iPhoneでeSIMの1回線目と2回線目を設定する前に、そもそもeSIM2回線に対応している機種か確認して下さい。
具体的にはこのような点をチェックしましょう。
デュアルSIM対応iPhone
- 2018年のiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のモデル
デュアルeSIM対応iPhone(eSIM2回線対応)
- iPhone 13以降のモデル
- iPhone SE第3世代
また、SIMロックがかかっていないかも確認して下さい。
SIMロックがかかっている場合、事前に解除手続きが必要になります。
SIMロック解除が必要な事がある場合
- 2021年10月以前に販売されたiPhone
SIMロックの状態の確認方法
「設定」→「一般」→「情報」から確認できます。
「SIMロック」の項目に「SIMロックなし」と表示されていれば、どの通信事業者のeSIMでも使用可能です。
また、iOSのバージョンが古い場合は、iOSを最新版にアップデートしておきましょう。
eSIMの設定前に準備しておくこと
お持ちのiPhoneが対応機種であること、SIMロックされていない状態を確認したら、準備に入ります。
設定前に準備しておく事がこちらです。
eSIMの設定前に準備しておくこと
- 安定したWi-Fi接続を確保
- 通信事業者から提供されるeSIMのQRコードまたはアクティベーション情報を手元に準備しておく
安定したWi-Fi接続を確保
eSIMプロファイルをダウンロードし、モバイル通信を有効化するには、インターネット接続が必須です。
しかし、モバイルデータ通信だけでは設定できない場合があるので、Wi-Fiを準備して下さい。
eSIMのQRコードまたはアクティベーション情報を準備
eSIMプロファイルのダウンロードは、契約のスマホ会社が提供するeSIMのQRコードまたはアクティベーション情報がが必要です。手元に準備しておくとスムーズです。
eSIM設定用のQRコードは、契約時にスマホ会社から送られてくるメールやアプリ内に記載されているはずです。
QRコードをスクリーンショットで保存しておき別の端末で表示できるようにしておくと便利です。
ここまでの確認事項をまとめると、この通りです。
| 確認項目 | 確認方法 | 対応が必要な場合 |
|---|---|---|
| eSIM対応機種 | モデル名を確認 | iPhone XS以降であれば対応 |
| デュアルeSIM対応機種 | モデル名を確認 | iPhone13以降であれば対応 |
| iOSバージョン | 設定→一般→ソフトウェア・アップデート | 最新版へのアップデート |
| SIMロック状態 | 設定→一般→情報 | ロックありの場合は解除手続き |
| Wi-Fi接続 | 設定画面で確認 | 安定した接続環境を確保 |
| QRコード | 通信事業者から入手 | メールやアプリで受け取り |
eSIMをアクティベートする方法は3通り
iPhoneにeSIMプロファイルをダウンロードし、モバイルデータ通信を有効化するeSIMのアクティベート。
その方法には3通りあります。
この順番で解説していきます。
この順番でチェック
- QRコードでeSIMをアクティベートする手順
- eSIMクイック転送でeSIMをアクティベートする手順
- キャリアアクティベーションでeSIMをアクティベートする手順
QRコードでeSIMをアクティベートする手順
それでは、iPhoneでのQRコードを使ったeSIMアクティベート方法について、解説していきます。
eSIMのプロファイルをダウンロードしてモバイル通信を有効化するのに、スマホ会社ではQRコードを用いています。
eSIMを契約したスマホ会社からのメール、もしくはアプリでQRコードを確認できます。
そのQRコードを読み取り設定を進める事で、eSIMをアクティベートする事ができます。
QRコードを使った具体的なeSIMアクティベート手順はこの通りです。
QRコード読み取りから
eSIMをアクティベートする手順
- 契約のスマホ会社から発行されたQRコードを準備
- 「設定」から「モバイル通信」をタップ
- 1つ以上の回線が登録済なら「eSIMを追加」、初めて設定するなら「モバイル通信を設定」をタップ
- 「QRコードを使用」を選ぶとカメラが起動
- QRコードをフレーム内に収めるように位置を調整
- カメラがQRコードを認識すると、自動的にフォーカスが合って読み取りが開始
- 「モバイル通信プランが検出されました」という通知をタップ
- 「続ける」をタップ
- 画面の指示に従えば登録が完了
*確認コードの入力を求められた場合は、通信事業者から提供された番号を入力
iOS 17.4以降ならQRコードを長押しする事で直接eSIMを追加できます。
QRコードが添付されたメールを開いたら、画像を長押しして「eSIMを追加」を選択するだけです。
QRコードの読み取りがうまくいかない場合
「詳細情報を手動で入力」から手動でアクティベーションコードを入力できます。
手動入力では、「SM-DP+アドレス」と「アクティベーションコード」を入力する必要があります。
SIM契約したスマホ会社から提供されるため、メールやマイページで確認して下さい。
QRコード読み取りがうまくいかない原因
- 照明が暗すぎる
- QRコードが小さすぎる
- 画面が汚れている
など
eSIMクイック転送でeSIMをアクティベートする手順
iPhoneからiPhoneへ機種変更する場合は、eSIMクイック転送がお勧めです。
eSIMクイック転送で、以前のiPhoneから新しいiPhoneへeSIMをそのまま転送できます。
iOS 17.4以降ならQRコードを長押しする事で直接eSIMを追加できますが、そのやり方よりも簡単です。
eSIMクイック転送で
eSIMをアクティベートする手順
- 新しいiPhoneで「設定」をタップ
- 「モバイル通信」から「eSIMを追加」へ進む
- 「近くのiPhoneから転送」をタップ
- 以前のiPhoneに転送の承認画面が表示される
- 画面の指示に従ってサイドボタンをダブルクリックして承認
- 自動的にeSIMの転送が開始される
*転送中は両方のiPhoneを近くに置いておく必要がある
Bluetooth接続を使ってeSIM転送が行われるので、Wi-Fi接続に問題があっても可能です。
転送が完了すると、以前のiPhoneからeSIMが削除され、新しいiPhoneでのみ使用できるようになります。
キャリアアクティベーションでeSIMをアクティベートする手順
キャリアアクティベーション対応のスマホ会社であれば、購入時や契約時に自動的にeSIMが割り当てられます。
大手キャリアの多くがキャリアアクティベーションの対応しています。
契約後すぐにeSIMを使い始められます。
QRコードの読み取りや手動入力、eSIMクイック転送と比較しても、一番簡単な方法と言えます。
キャリアアクティベーションで
eSIMをアクティベートする手順
- 「モバイル通信プランのインストールの準備ができました」という通知が届く
- それをタップして画面の指示に従い進める
- 完了
通信事業者(スマホ会社/携帯キャリア)によっては、アプリ内からeSIMを追加できる場合もあります。
その場合は、まず、App Storeから通信事業者のアプリをダウンロードします。
そして、アプリ内の手順に従いeSIMをアクティベートしてください。
3回線目以降を追加する方法
iPhone 13以降のモデルとiPhone SE第3世代
- eSIM2回線に対応
- 最大8つのeSIMプロファイルをダウンロードしておける
3回線目以降のeSIMを追加する手順は、2回線目と同じです。
先ほど解説した3通りの方法から選んで下さい。
eSIMプロファイルのダウンロード方法は3通り
- QRコード読み取り:iOS 17.4以降ならQRコードを長押しするだけで直接eSIMを追加できる
- eSIMクイック転送:iPhoneからiPhoneへの機種変更にお勧め
- キャリアアクティベーション:一番簡単
iPhoneでは、3回線目以降のeSIMプロファイルもダウンロードしておけます。
例えば、特定の海外地域によく訪れ現地のeSIMで現地ネット通信を行う場合にとても便利です。
現地eSIMプロファイルをダウンロードしておけば、必要に応じて使用するSIM回線を切り替えられます。
現地に到着後、eSIMを切り替えてすぐに使い始められます。
使わない回線は「この回線をオンにする」をオフにしておけば、必要な時だけ有効化できます。
オフにした回線は待ち受け状態にならず、着信もデータ通信も行われません。
なお、eSIMプロファイルは、誤って削除すると再発行手続きが必要になり、手数料がかかる場合があります。
ただ、店舗での鉄d機は有料でもオンライン手続きの場合は無料という場合も多いです。(auやソフトバンクなど。2025年12月8日現在。)
使わないeSIM回線は削除せずに無効化しておくと良いです。
eSIMごとにラベル(名称)変更が可能
複数のeSIMを管理する際は、各回線にわかりやすいラベル(名称)とアイコンを付けておけます。
ラベルをつけておけば、どのeSIMがどの用途で使用しているものか一目で分かるので便利ですよね。
各回線にラベルやアイコンを設定する方法はこの通りです。
各回線にラベルをつける方法
- 「設定」アプリをタップ
- 「モバイル通信」から各回線をタップ
- 「モバイル通信プランの名称」をタップ
- 自由にラベルやアイコンを変更する
同時にeSIMを使うことは2回線まで可能(物理カードも同じ)
iPhoneでは、同時にeSIMを使う(同時に有効化)事ができるのは2回線までです。
しかし、モバイルデータ通信は同時使用はできません。
2つの回線を同時に有効化しても、インターネット通信に使えるのは1回線のみです。
ただ、音声通話については、両方の回線で同時に待ち受け状態を維持できます。
まとめるとこの通りです。
| 機能 | 同時利用の可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 音声通話の待ち受け | 2回線同時に可能 | 両方の番号で着信を受けられる |
| データ通信 | 1回線のみ | 設定で使用する回線を選択 |
| SMS/MMS | 2回線同時に可能 | 送信時は回線を選択 |
| 通話中のデータ通信 | 条件付きで可能 | 自動切り替え機能をオンにする |
「モバイルデータ通信の切り替えを許可」のオンで、音声通話中でもデータ通信が自動的に切り替わります。
通話しながらウェブサイトを閲覧したり、メールを確認したりできるようになります。
物理SIM + eSIMの組み合わせができるiPhone機種
物理SIMが選べる機種
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のモデル〜iPhone16まで
eSIMのみの機種
iPhone17
物理SIM + eSIMの組み合わせができるiPhone機種は、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のモデルです。
しかし、最新のiPhone17は、物理SIMトレイがなくeSIMのみ選択可能です。
物理SIMカードをSIMトレイに挿入し、eSIMを設定アプリから登録すれば、すぐに2回線での運用を開始できます。
物理SIMのメリット
- 既存の物理SIMカードをそのまま使い続けられる
- メインの電話番号を物理SIMで維持しつつサブ回線としてeSIMを追加する使い方ができる
- 取り外しが可能なのでiPhoneとiPadなど別の端末に差し替えて使う事ができる
ちなみに、物理SIMカードを2枚同時に使えるiPhoneは、日本未発売です。
中国、香港、マカオ向けの一部モデルのみ、物理SIMカード2枚に対応しています。
これらの地域では、eSIMの利用が一般的でないため、物理SIM2枚での運用が可能になっています。
eSIM + eSIMの組み合わせができるiPhone機種はiPhone 13以降
eSIM2回線を使える機種
- iPhone13以降のモデル
- iPhone SE第3世代
iPhone13以降からは、物理SIMカードの必要なくeSIMでの2回線使用が可能です。
2つのeSIMを使う場合、どちらも同じ手順でアクティベートするだけです。
eSIM2回線のメリット
- SIMトレイを開ける必要がなく全てデジタルで完結する
- 海外旅行時に現地のeSIMプランを追加して取っておける
- 短期間だけデータ専用プランを使ったりできる
- 物理SIMカードのように紛失や破損のリスクがない
- SIMトレイがない事でiPhoneの防水性能が向上する
- 内部スペースを有効活用できバッテリー容量を増やせる
ちなみに、米国で販売のiPhone 14以降のモデルはeSIM専用で、SIMトレイ自体が搭載されていません。
日本では最新のiPhone17はeSIM専用となっています。
eSIMの2回線運用するならiPhoneキャンペーンをチェック
iPhone13以降ならeSIM2回線を利用できます。
今使っているスマホが物理SIMがあるタイプなら、ぜひeSIM2回線が使えるiPhoneに機種変更しましょう。
iPhoneの機種変更なら、楽天モバイルのキャンペーンがとてもお得です。

まだ、楽天モバイルを試した事のない方は、ぜひキャンペーンをチェックしてみて下さい。
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iPhoneでeSIMは何回線まで使える?おすすめの回線数は?
iPhone13以降のモデルなら2回線まで有効化が可能
iPhone13以降のモデルでは、保存可能数は最大8回線以上、同時利用(有効化)は2回線までです。
保存したeSIMは「設定」→「モバイル通信」から一覧で確認でき、必要な回線だけをオンにして使えます。
各回線の横にはスイッチが表示されており、eSIM有効化のオン・オフを簡単に切り替えられます。
使わない回線は無効化しておけて、必要な時にはすぐに有効化できます。
複数のeSIMを登録しておけるメリットはこの通りです。
複数のeSIMを登録するメリット
- 海外で現地eSIMプランを使える
- 仕事用の電話番号を業務時間のみオンにできる
- 予備のデータプランを緊急時用として常備できる
- 短期契約のキャンペーンプランで使える
おすすめの回線数は2回線
お勧めの回線数は、基本的に2回線です。
ただし、様々な国によく渡航し現地ネット通信を利用する場合、各々の国の現地eSIMを持っておくと便利です。
eSIM2回線の使い分けパターンはこの通りです。
| 使い分けパターン | メイン回線 | サブ回線 | 想定メリット |
|---|---|---|---|
| 仕事とプライベート | 個人用の電話番号 | 仕事用の電話番号 | オンオフの切り替えが可能 |
| 通話とデータ | 通話料が安いプラン | 大容量データプラン | 月額料金の節約 |
| 国内と海外 | 国内の通常プラン | 海外旅行用eSIM | 渡航時の通信コスト削減 |
| メインとバックアップ | 主要キャリア(ドコモ、auなど) | 別キャリア(楽天モバイル、マイネオなど) | 通信障害時の備え |
| 家族割引活用 | 家族割引適用プラン | 個人向け格安プラン | 割引メリットとコスト削減の両立 |
仕事用とプライベート用で使い分け
eSIM2回線あれば、仕事用とプライベート用で使い分けができて月々の通信費も節約できます。
それぞれの電話番号で着信を受けられますが、業務時間外はビジネス用の回線を無効化する事も可能です。
音声通話用とデータ通信用で回線の使い分け
料金を抑えたい場合に、音声通話用とデータ通信用で回線を分けて節約する事もできます。
バックアップ回線として使い分け
2回線あれば通信障害の備えにもなるのでその点もメリットです。
2024年の大規模な通信障害では、特定のキャリアが長時間使えなくなる事態が発生しました。
そういった片方のネットワークが使えない時でも、もう一方に切り替えれば通信を継続できます。
また、通信エリアの補完という観点でも、異なるキャリアの回線を持つメリットがあります。
山間部や地方では、特定のキャリアしか電波が届かない場所もあるためです。
海外渡航が多い場合、eSIM3回線以上保存もお勧め
頻繁に海外渡航するなら、複数の国や地域の現地eSIMとして、3回線以上ダウンロードしておくのもお勧めです。
渡航先ごとに最適なローカルプランを事前に登録しておけば、到着後すぐに使い始められます。
それぞれの地域用eSIMを保存しておけば、出張のたびにeSIMを探す手間が省けます。
3回線以上使う場合の注意点
- 同時に使えるのは2回線まで
- 3つ目以降の回線を使う際は都度切り替えが必要
ただ、3回線以上の切り替えが頻繁な場合は、スマートフォン2台持ちを検討しても良いかもしれません。
まとめ:iPhoneのeSIM2回線で快適な通信環境を実現しよう
iPhoneでeSIM2回線を使う方法、切り替える方法、メリットなどを徹底解説してきました。
SIMの切り替えは、データ通信回線と音声通話回線は設定アプリから簡単にできます。
「モバイルデータ通信の切り替えを許可」機能をオンにしておけば、通話中でも自動的にデータ通信が使えます。
おさらいすると、この通りです。
iPhoneのeSIM2回線での切り替え方法
・データ通信回線の切り替え手順
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイルデータ通信」の項目を選択
- 表示された回線一覧から、データ通信に使いたい回線をタップ
- 切り替えは数秒で完了
・音声通話回線の切り替え手順
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「デフォルトの音声回線」の項目を選択
- 通話に使いたい回線を選択する
- その回線が発信時のデフォルト回線として設定される
iPhoneのeSIM2回線の自動切り替えが可能
自動切り替えの手順
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「モバイルデータ通信」の項目を選択
- 「モバイルデータ通信の切り替えを許可」のスイッチをオンにする
- iPhoneのeSIM2回線の自動切り替えが設定完了
iPhoneでeSIM2回線を使うメリットは大きいです。
そもそもデュアルSIMだと1台のスマートフォンで複数の電話番号を使い分けられますし、便利ですよね。
更にeSIM2回線で使用する場合、物理SIMカードを取り扱う手間もありません。
副回線は楽天モバイルがお勧め!無制限で3,278円~という安さ。
「自動切り替えに設定しておきたいけど、データ帳かが心配」そんな方には、楽天モバイルがお勧めです。
楽天モバイルはデータ使用量による段階料金で、使った分だけお支払いです。
20GB以上の使った場合、データが無制限に使えて固定料金の3,278円です。

しかも、データ通信専用SIMの契約もでき、楽天会員であれば身分証明なしに即日eSIM発行も可能です。
条件もあるので、副回線で悩んでいる方は関連記事もチェックしてみて下さい。
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