高齢者のスマホ所有率は上昇していて、60代で93%、70代で約8割がスマホを所有しています。
しかし、高齢者がスマホを使い始めて、後悔する場合が多いのも事実です。
実際に高齢者がスマホを使い始めて後悔する理由には、5つあると言われています。
高齢者がスマホで後悔する理由5つ
- 操作が複雑で覚えることが多すぎる
- 専門用語やカタカナ英語が理解できない
- 機能制限のある高齢者向けスマホが逆に不便
- 詐欺や迷惑電話への不安が大きい
- 初期設定やアカウント設定が困難
しかし、このような高齢者のスマホ使用で後悔することがあるなら、対策しておけば快適に使えるはずです。
高齢者がスマホを使い始めた後に後悔することがあると、身内の方も大変さを感じてしまいますよね。
実際に「親にスマホを持たせたけど後悔している」という人も実は多いのです。
そこで、高齢者のスマホ使用で後悔しないために、こんな疑問を解決していきます。
こんな疑問を解決!
- 高齢者がスマホでよく困ることって何?
- 高齢者向けの通話のみのスマホ会社はどこ?
- 大手キャリアと格安SIMどちらがおすすめ?
楽天モバイルは通話アプリで国内通話が無料、ワイモバイルでは高齢者の通話割引があります。
楽天モバイルなら楽天リンクアプリ利用で国内通話料が無料ですし、3GBまでなら月額1,078円~とお得です。つまり、家族と通話をするなら、楽天モバイルはお得と言えます。
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ワイモバイルの場合、新プラン「シンプル3」だと、5GB/3,058円で60歳以上通話割引(1,100円引き)が使えます。
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高齢者がスマホでよく困ること
操作が複雑で専門用語も多く使いこなせないと感じるからです。
また、使いこなせないことが、高齢者がスマホを持って後悔する大きな原因です。
逆に、高齢者でも使いこなせている感覚があれば、後悔ではなく「持っててよかった」となるはずです。
そこで、高齢者がスマホを持って後悔せずに使い続けるように、この順番で詳しく解説します。
この順番でチェック
- 高齢者がスマホを使い始めて後悔する理由5つ
- 高齢者がスマホを使い始めて後悔する理由から考える最適な対策5選
- 高齢者の携帯電話で通話のみのおすすめスマホ会社3つ
- au・ドコモ・ソフトバンクは高齢者におすすめできる?できない?
- 高齢者のスマホ利用でよくある質問
最後まで読めば、高齢者がスマホで後悔しないための具体的な解決策がわかります。
高齢者に最適なスマホ選びがしたいなら、早速チェックしていきましょう。
高齢者がスマホを使い始めて後悔する理由5つ
高齢者がスマホを使い始めて後悔する理由は5つあります。
NTTの調査では、多くの高齢者が「スマホを使いこなせていない」と実感しています。
70代では約6割、80代では約7割の高齢者が、スマホを使い始めて馴染めないと思っているようです。
それでは、高齢者がスマホを使って後悔する具体的な理由を解説していきます。
この順番でチェック
- 操作が複雑で覚えることが多すぎる
- 専門用語やカタカナ英語が理解できない
- 機能制限ありの高齢者向けスマホが逆に不便
- 詐欺や迷惑電話への不安が大きい
- 初期設定やアカウント設定が困難
高齢者がスマホで後悔する理由①操作が複雑で覚えることが多すぎる
高齢者にとってみれば、慣れないタッチパネルのスマホの操作は複雑だと言えます。
従来のガラケーとは全く異なり、様々な操作方法があるのがスマホ(スマートフォン)です。
タップ、スワイプ、フリック、ピンチイン、ピンチアウトなど、一つ一つ体に入れ込むのに時間がかかります。
スマホの複雑な操作に慣れないということが、高齢者がスマホを使い始めて後悔する最大の理由です。
スマホ操作で高齢者が特に困る点がこちらです。
スマホ操作で高齢者が特に困る点
- タッチパネルの感度調整ができない
- 指の乾燥でタッチが反応しにくい
- 小さなアイコンを正確にタップできない
- 見慣れない画面で何をすれば良いかわからない
加齢による身体的変化も操作の困難さに拍車をかけています。
視力の低下により文字が見えにくく、筋力の低下や神経系の変化により細かい操作が困難になることも多いです。
このような状況から「やっぱりガラケーの方が良かった」と後悔する高齢者が多いです。
高齢者がスマホで後悔する理由②専門用語やカタカナ英語が理解できない
スマホの専門用語やカタカナ英語の多さが、高齢者の理解を妨げています。
日常的に使われるスマホの用語でさえ、高齢者には馴染みがなく、意味を理解するのに苦労します。
「アプリ」「インストール」「アップデート」「アカウント」「クラウド」「SNS」など横文字が並びますよね。
高齢者が特に困惑しやすい専門用語と、高齢者が理解しやすい言い換えをまとめます。
| 専門用語 | 高齢者が理解しやすい言い換え | 説明 |
|---|---|---|
| アプリ | スマホの道具 | スマホで使える便利な機能 |
| インストール | スマホに入れる | 新しい機能をスマホに追加すること |
| アップデート | 最新の状態にする | スマホの脳を最新版に更新すること |
| アイコン | 絵柄・マーク | アプリを表す小さな絵 |
| タップ | 軽く触る | 画面を指で軽く叩く動作 |
ちなみに、IT用語の中でも「IDとパスワード」が、最も分かりにくいと感じる高齢者が多いようです。
一つのIDとパスワードで全てができると思い込んでいる場合も多いので要注意。
複数のアカウントを使い分ける概念が理解できないと混乱してしまうので、説明を工夫する必要があります。
このような専門用語の壁が、スマホに対する苦手意識を強くしてしまう要因の一つです。
高齢者がスマホで後悔する理由③機能制限ありの高齢者向けスマホが逆に不便
高齢者向けスマホの機能制限が、かえって不便さを生んでいます。
らくらくスマートフォンやかんたんスマホなど、高齢者向けに設計されたスマホは使いやすさを重視しています。
しかし、スマホの機能が制限されていることで、本当に使いたい機能が使えないというジレンマがあります。
高齢者向けスマホでよく指摘される不便さがこの通りです。
高齢者向けスマホの不便な点
- アプリの選択肢が限られている
- CPU性能が低くアプリの立ち上がりが遅い
- カメラ機能や音楽再生機能が制限される
- 家族や友人と同じアプリが使えない場合がある
高齢者向けスマホでは、LINEが使えなかったり動作が重かったり、という問題が起きています。
結果として「思ったより何もできない」「孫とLINEしたかったのに使えない」という後悔に繋がることも。
通常のスマホを選ぶと操作が複雑すぎるけれど、かんたんスマホだと使いづらいというジレンマを抱えてしまいます。
高齢者がスマホで後悔する理由④詐欺や迷惑電話への不安が大きい
高齢者は、固定電話でも持つ論心配ですが、詐欺などに遭いやすいですよね。
ニュースでも「スマホの操作から個人情報が漏洩」「高齢者を狙った詐欺」などの報道があります。
そこで、スマホは危険だと感じる高齢者が多いのが現実です。
スマホを持っても詐欺や迷惑電話に遭うリスクが高まるという不安が、高齢者が後悔する理由となっています。
トラブルに巻き込まれた時の対処法がわからないという不安も大きな要因です。
「不審なメッセージを受け取ったらどうすればいいのか」「怪しいサイトにアクセスしてしまった場合の対処法は?」など、具体的な対応方法がわからないため、高齢者の怖くて使えないという声が多くあります。
高齢者が特に不安を感じる詐欺の手口がこちらです。
高齢者を不安にさせる詐欺の手口
- 電話やSMSからクレジット番号を聞き出す詐欺
- 還付金詐欺や架空料金請求詐欺
- SNSのDMからグループLINEに誘導する詐欺
- 偽物の投資話による金融詐欺
詐欺や迷惑電話などへの不安により、スマホを購入しても後悔し、あまり使わないようにする高齢者も多いです。
高齢者がスマホで後悔する理由⑤初期設定やアカウント設定が困難
スマホの初期設定やアカウント設定の複雑さが、高齢者の大きな挫折ポイントとなっています。
スマホを購入してから実際に使えるようになるまでには、色々な設定が必要となってきますよね。
文字サイズ設定、指紋認証、パスワード設定、Wi-Fi設定、通知設定など多くの設定作業が必要です。
高齢者が特に困る設定作業はこんなことです。
高齢者が困る設定作業
- GoogleやApple IDのアカウント作成
- パスワードの設定と管理
- Wi-Fi接続設定
- アプリのダウンロード
- 連絡先の移行作業
高齢者にとってみれば、スマホ用語の意味がわからず、何のための設定なのかが理解しにくいです。
高齢者でなくとも、IT関係が苦手な場合はつまづくことだってよくありますよね。
パスワードの設定は「英数字と記号を組み合わせて8文字以上」といった複雑な条件があります。
高齢者には覚えるのも管理するのもなかなか困難です。
結果として、高齢者は「設定でつまずいて放置。買わなきゃよかった」という後悔に繋がることあります。
後悔した理由から考える最適な対策5選
高齢者がスマホを使い始めて後悔する理由は5つあると考えられます。
ただ、その一つ一つに対して対処方法を見出せば、自ずとスマホ持った後に後悔することも少なくなります。
そこで、高齢者がスマホで後悔する理由を踏まえて、具体的で実践的な対策を講じることが大切です。
では、効果的な対策方法について、5つを解説していきます。
この順番で対策をチェック
- 専門用語を使わずシンプルな日本語で教える
- 操作は必ず本人にやってもらい手書きメモを作成
- 機能を限定して段階的に使い方を覚える
- 家族のサポート体制を整える
- 安全設定と詐欺対策を徹底する
対象方法①専門用語を使わずシンプルな日本語で教える
スマホの専門用語を使わず、シンプルな日本語で教えることが高齢者のスマホ習得の第一歩です。
高齢者の場合、英語や専門用語に対して抵抗や苦手意識を抱く方が多いです。
なので、横文字などの専門用語は理解しやすい日本語に置き換えて説明することがポイントです。
効果的な専門用語の言い換え例がこちらです。
| 専門用語 | シンプルな言い換え | さらに詳しい説明 |
|---|---|---|
| アップデート | 最新の状態にする | スマホの脳を最新版に更新すること |
| アプリ | スマホの道具 | スマホで使える便利な機能 |
| インストール | スマホに入れる | 新しい機能をスマホに追加すること |
| タップ | 軽く触る | 画面を指で軽く叩く動作 |
| スワイプ | すべらせる | 画面を指でなでるようにずらす動作 |
IDとパスワードについても、具体例を使って説明することが大切です。
例えば、このように説明すると良いです。
高齢者向けのIDとパスワードの説明方法
「IDは図書館の利用カード、パスワードは暗証番号で、サービスごとに違う組み合わせが必要。」
教える側も、ついスマホの専門用語を無意識に使ってしまいがちです。
しかし、常に高齢者の立場に立って分かりやすい言葉選びを心がけましょう。
対処方法②操作は必ず本人にやってもらい手書きメモを作成
スマホの操作は必ず高齢者本人にやってもらい、手書きメモを作成することが習得の近道です。
スマホは、教える側がついつい操作してしまいがち。
しかし、学校での勉強もそうですが、操作を教える側がやってしまうと高齢者は全く覚えることができません。
指を指して場所を教えるだけにとどめ、操作は必ず高齢者本人が行い場合にメモをとってもらいましょう。
高齢者への効果的な教え方のポイントは4つあります。
効果的な教え方のポイント
- 操作する場所を指で示すだけで実際の操作は高齢者本人がやる
- 高齢者本人が手書きでメモを書く
- 高齢者にメモを見ながら再度操作してもらう
- できない場合はメモに説明を書き足す
手書きメモの作成は、記憶の定着に非常に効果的です。
自分で書いたメモを見ながら操作することで、操作手順を体系的に覚えることができます。
忘れても見返すことができるため安心感も得られます。
メモが不十分で操作できない場合は、メモを改善し、何度か繰り返すことでより実用的なメモが完成します。
対処方法③機能を限定して段階的に使い方を覚える
最初からすべてのスマホの機能を教えようとすると混乱するのは当たり前です。
まずは高齢者に本当に必要な機能だけに絞って、一つずつ確実にマスターしていく方法が効果的です。
このような学習段階で進めていくことがおすすめです。
高齢者向け
段階的スマホ学習プラン
- 第1段階(1-2週間):電話とメール
- 第2段階(2-3週間):カメラ・写真
- 第3段階(3-4週間):LINE基本機能
- 第4段階(1-2か月):インターネット検索
- 第5段階(2-3か月以降):アプリの追加
各段階で完全にマスターしてから次のステップに進むことが重要です。
電話とメールは最も重要な機能なので、これらが確実に使えるようになってから次の段階に進みましょう。
無理に多くの機能を覚えさせようとせず、高齢者のペースに合わせてゆっくりと進めることが大切です。
対処方法④家族のサポート体制を整える
家族のサポート体制を整えることが、高齢者のスマホ活用を成功させる重要な要素です。
高齢者の約51.4%がスマホの契約や利用で他者のサポートを受けており、家族のサポートは欠かせません。
効果的な家族サポート体制のポイント5つがこちらです。
高齢者のスマホ利用での
家族サポートで重要なポイント5つ
- 定期的な操作確認と復習の時間を設ける
- 困った時にすぐに連絡できる体制を作る
- 同じキャリアで契約して操作方法を統一する
- セキュリティ設定を定期的にチェックする
- 根気強く何度でも同じことを教える
家族が代わりにやってしまうと、高齢者は結局何も覚えられません。
ただ、「一緒にやる」ことを意識することが大切ですが、何度も聞かれるとイライラしてしまうかもしれません。
その場合、メモを取る習慣をつけて疑問点をすぐに解決できるようにしておきましょう。
高齢者も家族と同じキャリアを使うことで操作方法の統一できサポートしやすくなります。
対処方法⑤安全設定と詐欺対策を徹底する
安全設定と詐欺対策を徹底することで、高齢者が安心してスマホを使えるようになります。
詐欺や迷惑電話への不安がスマホ利用の大きな障害となる高齢者。
しかし、予防策をしっかりと講じることで、高齢者のスマホ利用での心理的な負担を軽減できます。
高齢者のスマホ利用で必須の安全対策設定をチェックしておきましょう。
高齢者のスマホ利用で
必須の安全対策設定5つ
- 迷惑電話ブロック機能
- 未登録番号の着信警告機能
- アプリのダウンロード制限
- 位置情報共有(家族が見守り)
- ワンクリック詐欺対策
また、各キャリアでは、高齢者向けセキュリティサービスを提供していることがあります。
各キャリアごとの高齢者向けセキュリティサービスはこの通りです。
高齢者向けセキュリティサービス
- 楽天モバイル:発信元識別機能
- ワイモバイルやUQモバイル:迷惑電話防止機能
高齢者を狙った詐欺を未然に防ぐサービスが充実しているキャリアなら、ぜひ活用しましょう。
高齢者の携帯電話で通話のみのおすすめスマホ会社
通話メインで利用したい人も多い高齢者の方には、通話のみ利用で料金が安いプランが良いですよね。
通話のみの利用で料金プランがお得&シンプルで分かりやすいキャリアには、こちらの4つがおすすめです。
この順番で解説
- 楽天モバイル:専用アプリで通話無料
- ワイモバイル:60歳以上通話割引
- UQモバイル:60歳以上通話割
- トーンモバイル:シニア向け安心サポート
楽天モバイル:専用アプリ「Rakuten Link」で国内通話無料
楽天モバイルでは、インターネット通信を利用した通話アプリ「Rakuten Link」が利用できます。
楽天リンクアプリから電話をかければ、国内通話は完全無料です。(※ナビダイヤルや緊急番号は対象外)
ただし、標準電話アプリではなく楽天リンクアプリからかけるやり方を教える必要があります。
2025年12月2日現在の楽天モバイルの料金プランです。
| 楽天モバイルの料金プラン | 3GBまで | 20GBまで | 20GB以上はデータ無制限 |
| 月額使用料(1人で使う) | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
| 月額使用料(家族で使う) ※最強家族プログラム 月々-110円 |
968円 | 2,068円 | 3,168円 |
※データタイプも同じ
家族割と各種年齢別割引は併用可能。
毎月の月額料金割引
- 「最強家族プログラム」家族割:110円引き
- 「最強こどもプログラム」12歳までのこども割:440円引き
- 「最強青春プログラム」22歳までの青春割:110円引
- 「最強シニアプログラム」65歳以上のシニア割:最大1,210P還元※15分かけ放題&安心パック併用時
3GB以下の利用で月額1,078円、更にRakuten Linkアプリ利用で国内通話が無料なので一番お得です。
最強シニアプログラムも加入できる

65歳以上なら「最強シニアプログラム」加入で最大1,210P還元されます。(※15分かけ放題&安心パック併用時)
家族割を適用し、15分かけ放題と安心パックを併用すると、3GB利用の場合、実質初月858円となります。
2か月目以降は、最大1215Pの還元で、実質1,958円です。
公式サイト>>最強シニアプログラム詳細はこちら公式ページへ
ただ、楽天モバイルの大きなメリットは料金のシンプルさです。
しかし、「最強シニアプログラム」に加入すると、ポイント還元での実質値引き料金なので、やや難しいです。
このような高齢者なら、「最強シニアプログラム」は不要かもしれません。
「最強シニアプログラム」が不要な高齢者
- 楽天リンクアプリでの通話方法が分かる
- スマホに来た変な迷惑電話やSMSを見分けることができる/家族に相談できる
- 変なサイトを見ない
楽天モバイルの料金プランは「Rakuten最強プラン」1つだけ。
モバイル通信データは使った分だけ支払う三段階の料金設定で、無駄がありません。
ただし、一部地域では電波が弱い場合があるため、事前にエリア確認をすることをおすすめします。
\ 楽天モバイル同士ならお得に使える /
ワイモバイル:60歳以上通話ずーっと割引
ワイモバイルの大きな魅力は全国に約2,000店舗あるショップでの対面サポートです。
スマホの購入から使い方まで困った時に直接相談でき、高齢者には非常に心強いキャリアです。
ソフトバンクの高品質な回線を利用できるため、通話品質や通信の安定性も申し分ありません。
料金プランをまとめると、この通りです。
2025年9月25日からのワイモバイルの新料金プラン「シンプル3」です。
旧プラン「シンプル2」は、2025年9月24日で受付終了しました。
| ワイモバイル「シンプル3」 | シンプル3S | シンプル3M | シンプル3L |
| 基本データ容量(月間) | 5GB→7GB* | 30GB→35GB* | 35GB→40GB* |
| データ増量オプション*(550円/月)加入時。6か月間無料。 | |||
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基本月額料金 |
3,058円/月 割引内容
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4,158円/月 割引内容
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5,258円/月 割引内容
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| 基本データ容量超過時 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
| 更にそれぞれのプランで2.5GB/15GB/17.5GBを消費した場合、当月末までデータ通信速度が最大128kbps低速化。 ※128kbpsでできること...通話、メール、LINEなど必要最低限な連絡手段。 |
|||
| データ通信方式 |
高速大容量5G(新周波数は3.7GHzのみ)は限定エリアで提供。 5GはNSA方式*のみ。 NSA方式* 4Gに接続した後に5Gに接続するので、SA方式よりも5Gに接続するまでの時間が長い。 |
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| 基本国内通話料 | 22円/30秒 | ||
| 通話定額サービス |
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含まれるサービス |
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| 割引内容 |
※おうち割と家族割は併用不可 |
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参照元:ワイモバイル公式サイト
データ増量オプション*:キャンペーンで6か月間無料。初めて申し込む方限定。
NSA方式*:4Gに繋いでから5Gに繋がるため、5G通信に入るのが遅くなる方式。
家族割引:2回線目以降、1人当たり月1,100円引き。9回線目までOK。同居じゃなくてもOK。遠方の親戚もOK。同棲中の恋人もOK。
ワイモバイルの基本料割引:お家割光セット(A)の内容
引用元:ワイモバイル公式
ソフトバンク光またはソフトバンクAirをセットで契約することで、基本料金が1,650円/月も割引されるサービスです。
自宅で使っている光回線がソフトバンク!
自宅で導入しているホームルーターがソフトバンク!
そんな人がワイモバイルと契約すれば、月々の料金が一気に下がります。
例えば、家族4人でワイモバイルにすれば、併せて月々6,600円もお得になります。
ワイモバイルの基本料金割引:PayPayカード割
引用元:ワイモバイル公式
通常PayPayカード、家族カードでスマホ料金を支払うと、月々330円引きされるサービスです。
ゴールドカードの場合は月々550円引きとなります。
PayPayカードを利用してる!
PayPayカード新規契約しても良い!
そんな人はワイモバイルと契約すれば、基本料金がお安くなります。
参照元:ワイモバイル公式
シンプル3Sプランの場合、24時間かけ放題オプションは通常1,980円かかります。
しかし、60歳上の方であれば、1,100円引きの月額880円で加入することができます。
ワイモバイルで開催中の「60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン」を適用させましょう。
高齢者の通話オプションが大幅に割引されるキャンペーンです。

60歳以上の高齢者は、24時間かけ放題(1,980円/月)が1,100円引きの月額880円で利用できます。
60歳以上の高齢者対象!
通話オプション割引キャンペーン
- 「スーパーだれとでも定額+/スーパーだれとでも定額 (S) 」の月額料が1,100円引き
- 60歳以上なら月々880円(1,100円引き)のオプション料金で国内通話24時間かけ放題
- オプションへの申し込みが必要
\ シニア対象の割引があっておすすめ /
UQモバイル:60歳以上通話割で安心サポート
UQモバイルはauのサブブランドで、au回線の高品質な通信と全国になる店舗での対面サポートで人気です。
全国のUQスポットやauショップを利用できるため、困った時の相談体制も万全です。
そんなUQモバイルには「60歳以上通話割」という高齢者向けのオプションがあります。

60歳以上の高齢者は、24時間かけ放題(1,980円/月)が1,100円引きの月額880円で利用できます。
2025年12月3日現在のUQモバイルの料金プランです。
| UQモバイル料金プラン | コミコミプランバリュー | トクトクプラン2 |
| 基本月額料金 | 3,828円/月 |
30GBまで:4,048円/月
|
| 基本データ容量(月間) |
35GBまで |
30GBまで |
データ容量の消費について
|
||
| データ通信方式 | 4G/5G対応※5Gは一部エリアでの提供 5GはNSA方式*のみ。 NSA方式*...4Gに接続した後に5Gに接続するので、SA方式よりも5Gに接続するまでの時間が長い。 |
|
|
基本データ容量超過時 |
最大1Mbps ※更に月間のデータ利用量が50GBを超過した場合 |
最大1Mbps ※更に月間のデータ利用量が40GBを超過した場合 |
|
基本国内通話料 |
|
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|
通話定額オプション |
『通話放題』何時間でもかけ放題 1,110円/月 |
|
参照元:UQモバイル公式サイト
60歳以上通話割対象のプラン
- トクトクプラン2
- トクトクプラン(新規受付終了)
- ミニミニプラン(新規受付終了)
- くりこしプラン+5G(新規受付終了)
UQモバイルにはセキュリティのサポートパックがある
そして、UQモバイルは、セキュリティ対策も充実しています。
「安心セキュリティセット(330円/月)」は、高齢者向けサポートがセットになったオプションです。

UQモバイル「安心セキュリティセット」
サポート内容
- ノートン360:モバイルセキュリティ
- 迷惑電話ブロック:架空請求などの迷惑SMSや迷惑電話を警告表示。
- スマホの位置検索サポート:スマホ紛失時にお客さまセンターのオペレーターが遠隔操作で探す。
UQモバイルの「安心セキュリティセット」は、高齢者の安全なスマホ利用をトータルサポートします。
トーンモバイル:シニア向け安心サポート特化
トーン(TONE)モバイルは、ドコモ回線が使えるMVNOの格安SIMキャリアです。
トーンモバイルを取り扱うドコモ店舗で、一部有料となりますが契約などのサポートが受けられます。
速度は大手キャリアに比べると遅いですが、高齢者でモバイル通信をあまり行わないなら問題ないです。
2025年9月時点で、平均ダウンロード速度は48.88Mbps、平均アップロード速度: 9.86Mbpsです。
(参照:みん速)

トーンモバイルの料金内容
- 初期費用3,733円
- 月額1,100円(オプションや通話料は別途かかる)
- 動画以外のモバイルデータ通信使い放題
- 毎月動画が無料で1GB分視聴可能
トーンモバイルは、高齢者向けの安心サポートがあります。
格安SIMの中でも高齢者には嬉しいサポートが多くあり、しかも月額料金が安いのが大変魅力です。
トーンモバイル
高齢者向けサポート
- シニア割(60歳以上/Android限定/月間通信料300MB未満):月額基本料金が最大1年間0円
- 家族サポート機能(TONEファミリーオプション/308円/月):家族がスマホを遠隔操作してサポートできる
- ライフログ:健康管理アプリ。10大疾患の発生目安が分かる。
Android端末で月300MB未満のデータ量の60歳以上高齢者は、1年間基本料金がかかりません。
そして、トーンモバイル家族の見守り機能が充実しており、離れて暮らす高齢の親の安否確認にも役立ちます。
かけ放題オプションは月770円〜
トーンモバイルには、「音声通話かけ放題オプション/770円」があります。

090などから始まる電話番号との5分以内の通話が何回でも無料になります。
短時間の通話を頻繁にする高齢者にぴったりの5分かけ放題オプションです。
au・ドコモ・ソフトバンクは高齢者におすすめできる?できない?
au・ドコモ・ソフトバンクは高齢者におすすめできるか。
大手3キャリアは通信品質が高く店舗サポートも充実しています。
ただ、その分、格安SIMよりも基本料金が他社より高めの設定なのがネックと言えます、
また、高齢者にとって不必要なサービスもあり、通話重視でコストを抑えたい場合は格安SIMの方がお得です。
とは言っても、ネットやアプリを使いたい高齢者の方には、通信が高品質な大手キャリアは魅力的です。
そこで、大手3キャリアの高齢者向け料金プランについて、この順番で解説します。
この順番でチェック
- ドコモ:はじめてスマホプラン
- au:通話定額割60で高齢者向け配慮
- ソフトバンク:60歳以上通話おトク割
- 格安SIMとの料金比較
ドコモ「はじめてスマホプラン」なら月額1,028円〜(割引後料金)
ドコモの最大のメリットは、全国最高水準の通信品質と店舗数の多さです。
そんなドコモでは「はじめてスマホプラン」が60歳以上の高齢者向けに用意されています。
現在、FOMAや他社3G回線を利用している人の、5G/Xi(4G,LTE)回線への乗り換えで対象となるプランです。
ガラケーからの乗り換えや機種変更なら、お得な「はじめてスマホプラン」が利用できます。
60歳以上対象!ドコモ
はじめてスマホプランの料金
- 通常料金:1,815円
- 各種割引後料金:最大12か月間1,078円、13か月目から1,628円
- 割引内容:dカード支払い割で187円引き/月、初めてスマホ割で最大12か月間550円引き/月
プラン内容
- 60歳以上対象
- モバイルデータ通信:1GBまで
- 5分かけ放題付き
1年目は、dカード支払い割と初めてスマホ割で月額1,078円で利用できます。
1GB+5分かけ放題が利用でき、高齢者のスマホデビューに最適なプランとなっています。
ただし、データ容量が1GB/月 と少ないです。
動画視聴やアプリを多用する場合は容量不足になる可能性があります。
そして、「はじめてスマホプラン」だと、通常1,980円の国内通話かけ放題オプションが1,100円です。
別途申し込みが必要なので、付けたい方は店舗またはネットから申込して下さい。
au「シニアバリュープラン」なら2,728円〜(割引後料金)
auの特徴は、auショップでの対面サポートの手厚さです。
auでは「シニアバリュープラン」が60歳以上の高齢者向けに用意されています。

60歳以上対象!au
シニアバリュープランの料金
- 通常料金:4,048円
- 各種割引後料金:2,728円
料金の割引内容
- auスマートバリュー(ネットサービスのセット割)で1,100円引き/月
- au PAY カード支払割またはauじぶん銀行お支払い割で220円引き/月
プラン内容
- 60歳以上対象
- モバイルデータ通信:5GBまで
- 5分かけ放題付き
- 電話基本パック(V)(お留守番サービスEX,割込通話三者通話サービス,迷惑電話撃退サービス)オプションが無料
※電話基本パック(V)(は別途申し込みが必要
月額割引は2つ
自宅のインターネット回線がau回線の場合、セット割引のauスマートバリュー適用で月1,100円値引きされます。
スマホ料金の支払方法がau PAYカード、もしくは開設したauじぶん銀行からの引き落としで月220円値引きされます。
電話基本パック(V)オプションが無料
auのシニアバリュープランは、通常440円/月の電話基本パック(V)オプションが無料です。
電話基本パック(V)の内容
- お留守番サービスEX:電源OFF時、電話に出られない時に相手のメッセージを預かる。
- 割込通話:通話中にかかってきた他の人からの通話に出て、通話中の電話を一旦保留にできる。
- 三者通話サービス:通話中に新たな人を呼び出して3人で通話ができる。
- 迷惑電話撃退サービス:迷惑電話やイタズラ電話との通話後に着信拒否できる。
迷惑電話対策もできて、安心です。
ただし、電話基本パックは別途申し込みが必要なので、付けたい方は店舗またはネットから申込して下さい。
通常1,980円の国内通話かけ放題オプションに1,100円で加入できる(月額)
auには、国内通話が24時間かけ放題となる「通話定額2/月1,980円」があります。
シニアバリュープランなら、国内通話かけ放題が月1,100円で利用できます。
通話定額2の内容
- 通常料金:1,980円
- シニアバリュープランの場合の料金:1,100円
- 国内通話が24時間かけ放題
- ナビダイヤル0570、緊急番号110などは対象外
ただし、通話定額2も別途申し込みが必要なので、付けたい方は店舗またはネットから申込して下さい。
ソフトバンクの「スマホデビュープラン+」なら1,078円〜
ソフトバンクでは、ショップでの対面サポートも受けられるため、困った時の相談体制も整っています。
ソフトバンクでは「スマホデビュープラン+」が高齢者向けに用意されています。
ライトプランとベーシックプランがあり、通話中心の使い方の高齢者ならライトプランが合っています。

ソフトバンク
スマホデビュープラン+の料金
- 高齢者におすすめのライト(4GB):翌月から1年間1,078円、14か月目以降2,266円
- ベーシック(20GB):翌月から1年間2,728円、14か月目以降3,916円
プラン内容
- 全年齢対象
- モバイルデータ通信:ライト4GBまで、ベーシックは20GBまで
ドコモ、auと違い、ソフトバンクでは「スマホデビュープラン+」に年齢制限はありません。
ソフトバンクには、高齢者のみ対象のプランは現在ありません。
ただし、60歳以上の高齢者の場合、通常1,980円の国内通話24時間かけ放題が880円となります。

ただし、「60歳以上通話トク割」は別途申し込みが必要なので、付けたい方は店舗またはネットから申込して下さい。
大手3キャリアと格安SIMの料金比較
大手3キャリアau/ドコモ/ソフトバンクよりも、やはり格安SIMの方が基本料金は安いです。
大手キャリアの中で一番基本料金が高いのはauです。
ドコモとソフトバンクは2年目以降、基本料金の割引がなくなり高くなります。
大手3キャリアと格安SIMの料金を比較してみると、この通りです。
| キャリア | 高齢者向けのプラン | 対象年齢 | データ容量 | 国内通話定額オプション | 通常料金/月 | 割引後料金/月 | 年間料金(1年目/割引後料金) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ドコモ | はじめてスマホプラン | 60歳以上 | 1GB | 5分かけ放題が無料 | 1,815円 | 1,078円 1,628円(13か月目以降) | 12,936円 |
| au | シニアバリュープラン | 60歳以上 | 5GB | 5分かけ放題が無料 | 4,048円 | 2,728円 | 32,736円 |
| ソフトバンク | スマホデビュープラン+ライト | 全年齢 | 4GB | 24時間かけ放題が880円 (60歳以上対象) | 1,078円(翌月から1年間) 2,266円(14か月目以降) | 12,936円 | |
| 楽天モバイル | 楽天最強プラン (3GBまで使用) | 全年齢 | 3GB | Rakuten Linkで無料 | 1,078円 | 12,936円 | |
| ワイモバイル | シンプル3S (9月25日からのプラン) | 全年齢 | 5GB | 24時間かけ放題が880円 (60歳以上対象) | 3,058円 | 1,078円 | 12,936円 |
| UQモバイル | トクトクプラン2 | 全年齢 | 5GB | 24時間かけ放題 (60歳以上対象) | 2,948円 | 1,628円 | 19,536円 |
このように、高齢者向けの料金プランを各キャリアで比べると、楽天モバイルとワイモバイルが安いです。
楽天モバイルとワイモバイル、どちらを選べば良いのか?
通話重視なら楽天モバイル、データ通信重視ならワイモバイルがおすすめです。
楽天モバイル→通話重視
- 毎月3GBまで
- Rakuten Linkアプリで国内通話無料
- 通信の品質は場所による
ワイモバイル→データ通信重視
- 毎月5GBまで
- 24時間かけ放題が880円
- ソフトバンク回線で通信が高品質
楽天モバイルもワイモバイルも、店舗があり店舗サポートが受けられるのもメリットです。
楽天モバイルや山あいやビル、地下などは通信はやや不安定な傾向があると言われています。
一方、ワイモバイルは安定のソフトバンク回線を利用できるため、通信品質は安心できます。
高齢者がスマホを使うことに関するよくある質問
ではm高齢者がスマホを使うことに関するよくある質問について詳しく解説します。
家族や本人が抱える疑問や困りごとを解決していきましょう。
この順番でチェック
- 高齢者がスマホを使えない理由は?
- スマホを使えない高齢者の割合は?
- 教える度にイライラするから困る
それぞれ詳しく解説していきます。
Q.高齢者がスマホを使えない理由は? A.操作がわからない、画面が見えにくいなど
高齢者がスマホを使えない理由は、身体的・心理的・技術的な要因が複合的に影響しています。
最も多く挙げられる理由はこの通りです。
「操作方法がわからない」
「専門用語が理解できない」
「画面が見えにくい」
しかし、これらの高齢者がスマホを使えない理由は、適切な対策により改善可能な問題です。
具体的な理由と対策方法をまとめると、この通りです。
高齢者がスマホを使えない時の対策方法
- 身体的要因(視力低下、指の乾燥、筋力低下):文字サイズ大に変更、タッチペンを使用、画面感度の調整
- 技術的要因(操作方法の複雑さ、専門用語の多さ):分かりやすい日本語に言い換え、段階的に覚える
- 心理的要因(失敗への恐怖、新しい技術への抵抗):自分がやりたい機能だけに集中して学習
- 環境的要因(教える人の不足、練習時間の確保困難):店舗で教えてもらう、毎日スマホをいじる
Q.スマホを使えない高齢者の割合は? A.60代は全体の40%、70代は全体の60%
スマホを使えない高齢者の割合について、2025年のNRI社会情報システムの調査データを基に詳しく解説します。
(参照元:NRI社会情報システムの調査)
高齢者のスマホ所有率は急上昇しています。
しかし、「使いこなせていない」と感じる高齢者も多く、所有と活用の間にギャップがあることがわかります。
高齢者のスマホ利用状況をまとめると、この通りです。
| 年代 | スマホ所有率 | 使いこなせていない割合 | インターネット利用率 |
|---|---|---|---|
| 60代 | 93% | 約40% | 84.4% |
| 70代前半 | 約80% | 約60% | 73.4% |
| 70代後半 | 約80% | 約60% | - |
| 80代前半 | 約60% | 約70% | 40.8% |
注目すべきは「スマホを持っているが使いこなせていない」高齢者の多さです。
60歳以上で、スマホを利用した情報収集や予約ができる人は約半数。所有率の高さとは対照的な結果です。
インターネットを利用していない理由には「どのように使えば良いかわからない」との声も。
65歳以上では「どのように使えば良いかわからない」人は約55%と最も多いです。
高齢者のデジタルリテラシーの課題が浮き彫りになっています。
Q.教える度にイライラするから困る A.5つのコツを駆使する
高齢者にスマホを教える際のイライラは、教える側と教わる側の認識の違いから生まれる自然な感情です。
高齢者は「腑に落ちない」状態で混乱。
教える側は「なぜこんな簡単なことがわからないのか」と感じてしまいます。
しかし、高齢者が混乱する理由を理解することが重要で、適切な教え方を身につける必要があります。
高齢者にスマホを教える際にイライラを軽減する具体的な対策方法は5つあります。
イライラを軽減する教え方5つ
- 1回で覚えようとしないことを前提とする
- 本人に操作してもらい代わりにやらない
- 手書きメモを作成してもらう
- 専門用語を使わずシンプルな日本語で説明
- 一度に1つの操作だけを教える
スマホに慣れた人は無意識に「同時に何かする操作」を行っています。
しかし、高齢者には画面を見ながら操作することすら難しいのです。
画面と操作の関連性がすぐには理解できないので、高齢者のスピードに合わせることをおすすめします。
高齢者でも無理せずスマホを使うなら「電話だけスマホ」がおすすめ
高齢者の方でも、無理と思わずにスマホを使うなら、まずは電話だけでスマホを使ってみると良いです。
高齢者がスマホに対して抱く「全ての機能を覚えなければならない」という固定観念を取り除きましょう。
スマホは、必要な機能だけ覚えておけば良いんです。
最終的に色々使えるようになると便利ですが、まずは段階的に覚えていくことが重要です。
この順番で解説
- 電話機能から始める理由
- 通話のみでもスマホにする4つのメリット
- 段階的にスマホ機能を習得する手順
- 高齢者向けの学習方法を活用
電話機能から始めるのがおすすめな理由は効率的だから
電話機能から始めることが、高齢者のスマホ習得において最も効率的で確実な方法です。
電話は最も基本的で必要性が高い機能で従来のガラケーと操作感覚が似ています。
そのため、高齢者にとって理解しやすく、成功体験を積みやすいという特徴があります。
電話機能から始めるメリット
- ガラケーとの操作感覚が近く覚えやすい
- 日常生活で必須の機能なので練習する動機がある
- 成功体験を積みやすく自信につながる
- 緊急時の連絡手段として安心感がある
スマホに対して「何でもできる大きなもの」というイメージを持つ高齢者が多いですよね。
しかし、高齢者にとってのスマホは「電話として使える道具」で良いんです。
電話として使えるようになると、次の段階に進めます。
スマホに対する恐怖心や苦手意識が軽減され、他の機能にも興味を持ちやすくなるんです。
無理に多くの機能を覚えようとせず、自分のペースで一つずつ習得していくことが成功の秘訣です。
通話のみでもスマホにするメリットは4つある
高齢者が、通話のみの使用でもスマホに変更するメリットは4つあります。
通話のみでもスマホにするメリット
- 必要に応じてLINEやカメラ機能も使える
- VoLTEの高音質通話が使える
- GPS機能で位置情報共有でき緊急時に安心
- 通話に特化したプランが豊富
例えば、楽天モバイルなら、スマホであれば通話アプリ「Rakuten Link」で国内通話が無料になります。
ワイモバイルやUQモバイルには高齢者向けの通話定額割引があります。
スマホにすることで、高齢者向けのお得な料金プランやオプションを受けることができます。
スマホにすればLINEなども使えて家族との連絡手段が充実します。
離れて暮らす家族も安心でき、高齢者の孤独感の軽減にもつながります。
高齢者は「とりあえず電話だけ」から始めても、スマホなら慣れてきた頃に色々チャレンジでき幅が広がります。
他の機能を試してみることができる柔軟性がスマホの大きなメリットです。
段階的にスマホ機能を習得する手順
高齢者は、段階的にスマホ機能を学習していくことで、無理なく一つ一つ習得していくことができます。
スマホの電話に慣れてから次のステップに進むことで、混乱を避けながら確実にスキルアップできるんです。
最終的には多くの便利機能を活用できるようになります。
段階的にスマホ機能を習得する手順をまとめると、この通りです。
| 段階的にスマホ機能を習得する手順 | 習得機能 | 練習内容 |
|---|---|---|
| 第1段階:1-2週間 | 電話・メール | 連絡先登録、発着信、メール送受信 |
| 第2段階:2-3週間 | カメラ・写真 | 写真撮影、写真閲覧、家族への送信 |
| 第3段階:3-4週間 | LINE基本機能 | メッセージ送受信、音声通話 |
| 第4段階:1-2か月 | インターネット検索 | 音声検索、天気予報、ニュース閲覧 |
| 第5段階:3か月以降 | アプリ追加 | 健康管理、地図アプリなど |
各段階で重要なのは「完全にマスターしてから次に進む」ことです。
焦って多くの機能を同時に覚えようとすると混乱の原因になるので、十分慣れてから次のステップに進みましょう。
なお、必ずしも全ての段階を進む必要はなく、高齢者自身が必要とする機能だけを選んで習得して下さいね。
高齢者向けの学習方法を活用
高齢者が効率的かつ体系的にスマホスキルを身につけるなら、学習方法も工夫しましょう。
書籍、動画、教室など様々な学習方法があります。
高齢者自身のスタイルに合わせて選択することで、無理なくスマホ操作方法の習得を進められます。
高齢者向けの学習方法には、このようなものがあります。
高齢者向けの学習方法
- スマホ入門書:家族と一緒に見ながら学習
- キャリアの教室:ドコモ、au、ソフトバンクのスマホ教室
- 自治体の講座:地域のデジタル活用支援
- 音声アシスタント:「OK Google」「Hey Siri」の活用
特に、音声入力や音声検索は、文字入力が困難な高齢者にとって非常に有用な機能です。
「OK Google」や「Hey Siri」を使えると、スマホ操作が格段に楽になり、楽しさも感じられるようになります。
まとめ:高齢者のスマホ後悔を防ぐ賢い選択と段階的活用法
高齢者は、スマホを使い始めて後悔することもあります。
しかし、スマホへ乗り換える前でも後でも、対策さえすれば後悔はなくなっていきます。
高齢者の約6割がスマホを使いこなせていないと感じているとの調査結果があります。
しかし、高齢者に合わせた適切な対策をしていくことで、後悔せずスマホを使いこなせるようになります。
高齢者に合わせた適切な対策5つ
- 専門用語を使わずシンプルな日本語で教える
- 操作は本人がやり手書きメモを作成
- 機能を限定して段階的に使い方を覚える
- 家族のサポート体制を整える
- 安全設定と詐欺対策を徹底する
高齢者のスマホ利用で最も重要なのは「全ての機能を覚える必要はない」という認識を持つことです。
電話から始めて、必要に応じて段階的に機能を覚えていけば、スマホは高齢者にとって心強い味方となります。
「高齢だからスマホは無理」という固定観念を捨て、まずは電話機能から気軽に始めてみて下さい。
「できることから少しずつ」という心構えがあれば、高齢者でもスマホを安心して活用できるようになります。
高齢者のスマホが成功するポイント
- 無理をしない:必要な機能だけを段階的に覚える
- 家族のサポート:根気強く何度でも教える
- 安全対策:迷惑電話ブロックと詐欺対策の徹底
コスト重視なら、楽天モバイルとワイモバイルがおすすめです。
その中でもm通話重視なら楽天モバイル、データ通信重視ならワイモバイルがおすすめです。
高齢者がスマホキャリアを選ぶ場合、各社でかなり条件が異なります。
各キャリアの高齢者向けのプランを比較
| キャリア | 高齢者向けのプラン | 対象年齢 | データ容量 | 国内通話定額オプション | 通常料金/月 | 割引後料金/月 | 年間料金(1年目/割引後料金) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ドコモ | はじめてスマホプラン | 60歳以上 | 1GB | 5分かけ放題が無料 | 1,815円 | 1,078円 1,628円(13か月目以降) | 12,936円 |
| au | シニアバリュープラン | 60歳以上 | 5GB | 5分かけ放題が無料 | 4,048円 | 2,728円 | 32,736円 |
| ソフトバンク | スマホデビュープラン+ライト | 全年齢 | 4GB | 24時間かけ放題が880円 (60歳以上対象) | 1,078円(翌月から1年間) 2,266円(14か月目以降) | 12,936円 | |
| 楽天モバイル | 楽天最強プラン (3GBまで使用) | 全年齢 | 3GB | Rakuten Linkで無料 | 1,078円 | 12,936円 | |
| ワイモバイル | シンプル3S (9月25日からのプラン) | 全年齢 | 5GB | 24時間かけ放題が880円 (60歳以上対象) | 3,058円 | 1,078円 | 12,936円 |
| UQモバイル | トクトクプラン2 | 全年齢 | 5GB | 24時間かけ放題 (60歳以上対象) | 2,948円 | 1,628円 | 19,536円 |
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