LINEMOを海外で使う方法について、こんな疑問点を徹底解決していきます。
「海外でLINEMOを使うにはどんな設定が必要?」
「高額請求にならない方法は?」
「通話料金やSMS料金はいくら?」
「海外パケットし放題と海外あんしん定額の違いは?」
LINEMOを海外で利用する際には、設定と料金プランについて事前に知っておくことが大切です。
適切な準備をしないと、想定外の高額請求や通信できないといったトラブルが発生するので要注意。
LINEMOを海外で使うための必須手順
- 世界対応ケータイへの事前登録
- データ通信をお得にするなら「海外パケットし放題」または「海外あんしん定額」を選択
- スマートフォンのデータローミング設定
- 現地到着後のSMS確認と利用開始手続き
では、LINEMOを海外で安全&お得に利用するための完全ガイドをお届けします。
設定方法から料金体系、よくあるトラブルの対処法まで詳しく解説するので、海外渡航前にぜひ確認してみて下さい。
この順番で解説
- LINEMOを海外で使う設定3つ
- LINEMOの国際ローミングで高額請求にならないための確認事項
- LINEMOの「海外パケットし放題」と「海外あんしん定額」の違い
- LINEMOを海外で使う時の通話料金
- LINEMOを海外で使う時のよくある質問
海外旅行や出張でLINEMOを使いたいなら、早速チェックして行きましょう。
\ 短期滞在なら月額料金と合わせてもお得 /
LINEMOを海外で使う設定3つ。世界対応ケータイへの事前登録は必須。
LINEMOを海外で使う設定について解説します。
海外利用には事前の登録手続きと適切な端末設定が必要で、準備を怠ると現地で通信できないトラブルが発生します。
この順番で解説
- 世界対応ケータイ(国際ローミング)への事前登録
- iPhone/Android別のデータローミング設定
- 海外到着後、現地で最終設定を確認
1. 世界対応ケータイへの事前登録

まず、LINEMOのMy menuからログインし、世界対応ケータイに申し込みます。
世界対応ケータイに申し込めば、海外でも通話やデータ通信することが可能になります。
世界対応ケータイの料金
- 加入:無料
- 通話料:滞在国や相手国による
- SMS:送信料は一律100円/通、受信料は無料
LINEMOの海外データ通信オプションに加入しておく
世界対応ケータイに申し込んで海外でデータ通信などが可能になったとします。
しかし、このまま海外でデータ通信を利用してしまうと大変危険です。
海外の携帯電話会社回線を利用することになるので、データ通信量が高額になってしまいます。
そこで、データ通信利用する方はLINEMOの海外データ通信オプションに加入しておくと安心です。
LINEMOには海外での利用プランとして「海外あんしん定額」「海外パケットし放題」の2種類があります。
LINEMOの海外データ通信オプション
- 海外あんしん定額:指定の時間またはデータ量で決められたデータ定額プラン。
- 海外パケットし放題:12.5MBまで段階制で1,980円、12.5MB以上2,980円のデータ定額プラン。
申込み手続きは数分で完了し、即座に利用可能です。
ただ、海外へ渡航前に事前に申し込みしておくと、事前に確認してから安心して海外で使えるので安心です。
LINEMOの海外データ通信オプション未加入の場合
海外で現地の携帯電話会社の回線を利用するデータローミング設定をオフにしておきましょう。
そうすればフリーWi-Fiなどを利用できる時にだけデータ通信を利用することになり、高額請求を防げます。
My Menuからの申込み手順
世界対応ケータイオプションをMy Menuから申し込みする手順はこの通りです。
My Menuからの申込手順
- 「サービス一覧を見る」をタップ
- 「世界対応ケータイ」を選択
- 注意事項を確認して「申し込む」をタップ
- 申込み完了の確認画面で手続き完了
My Menuからの申込み後の確認方法する時も、My menuからできます。
世界対応ケータイオプションの申し込み後の確認方法はこちらです。
申込後の確認方法
- My Menuの「契約・オプション管理」で加入状況を確認
- 申込み完了のSMSが届くことを確認
注意点:新規契約の場合、課金開始から5か月目以降に申込可能
LINEMOで利用できる海外で使うためのサービス「世界対応ケータイオプション」には注意点があります。
LINEMOを新しい番号で新規契約した場合、支払い開始月を含めた4か月目までは利用できません。
LINEMOと新規契約して5か月目に申し込みが可能となります。
なお、他社からのMNP(番号そのまま乗り換え)なら、すぐにオプション加入できます。
申込み条件と制限事項
新規契約の場合:課金開始から5か月目以降
乗り換え契約の場合:契約後すぐに申込み可能
2. iPhone・Android別のデータローミング設定
データローミング設定は、海外でインターネット通信を行うために必要な設定です。
データローミング設定をしておかないと海外でデータ通信ができないため要注意です。
事前にデータローミング設定をしておけば、現地到着後すぐにLINEMOのサービスを利用することができます。
データローミング設定はiPhone とAndroidで設定手順が異なります。
データローミングの設定手順
iPhoneの設定手順
- 「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」をタップ
- 「モバイルデータ通信」がオンになっていることを確認
- 「データローミング」をオンに変更
- 「音声通話とデータ」をタップし、5Gオン・5Gオートのいずれかにチェック
Androidの設定手順
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」をタップ
- 設定するSIMを選択
- 「ローミング」をオンに変更
- 「優先ネットワークの種類」から「5G(推奨)」にチェック
設定変更後は、画面の表示が変わったことを確認しておきましょう。
3. 海外到着後、現地で最終設定を確認
海外に到着したら、現地で最終設定を確認して下さい。
到着後、スマートフォンの電源を入れると、ソフトバンクからSMSが自動で届きます。
LINEMOの海外データ通信オプションは2つありますが、それぞれで設定方法が異なります。
「海外あんしん定額」「海外パケットし放題」それぞれの設定方法をまとめます。
海外あんしん定額の最終設定方法
ソフトバンクからのSMSに記載されたURLから専用サイトにアクセスし、利用開始手続きを行います。
その際(ソフトバンクサイトでの手続き)のデータ通信費はかかりません。
しかし、SMSから手続きが完了するまでは、データ通信が従量課金となるので要注意です。
データ通信を行うのは、SMSを受信し手続きを完了した後にして下さいね。
利用開始手続きの手順
- SMS記載のURLをタップ
- プラン選択(24時間/72時間)
- 「利用開始」ボタンをタップ
- 確認SMSで開始時刻を確認
確認SMSが届いたら、ブラウザやアプリが正常に動作するかテストしましょう。
正常だったら安心してデータ通信を利用し始めて下さい。
海外あんしん定額の注意点
- 届いたSMSのURLから設定が必要
- データ通信を行うのはSMSを受信し手続きを完了した後
- 設定手続きを完了させずにデータ通信すると従量課金でデータ通信量がかかるため要注意
海外パケットし放題の最終設定方法
SMSで「海外パケットし放題が適用されました」の内容を確認するだけで利用開始できます。
特別な手続きは不要で、すぐにデータ通信を利用可能です。
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LINEMOの国際ローミングで高額請求にならないための注意点
海外でスマートフォンを利用する時は「ちゃんと設定できてる?」ということが何よりも不安ですよね。
設定が完了していないと、そもそもLINEMOの利用端末でデータ通信や通話ができません。
そこで、LINEMOで国際ローミングを利用する際の確認ポイントや高額請求にならないための注意点を解説します。
適切な設定を行わないと月額料金の何倍もの請求が発生するので要注意です。
この順番で解説
- 必須の事前準備
- 高額請求を防ぐポイント
- 海外では適用外となる国内向けオプション
- 海外利用中でも月額基本料金は別途かかる
1. 必須の事前準備
海外に渡航後、すぐに通話/メール/データ通信を利用するなら、事前準備を行いましょう。
海外への渡航前に確認する2点はこちらです。
海外への渡航前に確認すべき2点
- 世界対応ケータイやオプション(海外あんしん定額または海外パケットし放題)へ加入したか
- データローミング設定を完了したか
LINEMOでは、利用端末を海外で使うのに世界対応ケータイへの加入が必須です。
そして、海外の携帯電話会社回線のモバイル通信を利用するなら、利用端末のデータローミング設定も必須です。
ただ、海外データ通信オプション未加入の場合、データローミングによる高額請求が心配です。
海外でWi-Fiではなくモバイルデータ通信を利用するなら、オプションに加入しておきましょう。
事前準備を怠ると…
- 世界対応ケータイ未加入→海外で通話/メール/データ通信が利用できず、ずっと圏外表示になる
- オプション未加入→海外の携帯会社回線のモバイルデータ通信を知らずに利用してしまい高額請求が来る
- データローミング設定しない→海外でモバイルデータ通信を使えずWi-Fiや誰かのテザリング頼りになる
2. 高額請求を防ぐポイント
データ通信による高額請求|「海外あんしん定額:定額国S」や「海外パケットし放題」は注意
海外でデータ通信を行う場合、日本国内よりもデータ通信量が高いです。
ちょっとしたデータ通信(アプリの更新やバックグラウンド通信など)でも高額な料金が発生してしまいます。
特に、規定のデータ量や時間で料金が発生する場合、高額請求になるので要注意です。
データ通信による高額請求に注意が必要な場合
- LINEMOの「海外あんしん定額」加入で定額国Sに渡航する人
- LINEMOの「海外パケットし放題」加入する人
では、詳しく解説します。
10MBで19,600円と激高!「海外あんしん定額」加入で定額国Sに渡航する場合

定額国Sに該当する国は、定額国Lに入らないマイナーな国です。
LINEMOで「海外あんしん定額」に加入し定額国Sへ渡航する場合、データ通信量により料金が加算されます。
1MB/24時間、5MB/24時間、10MB/24時間を選べて、それぞれの料金はこの通りです。
海外あんしん定額
定額国Sでのデータ通信料金
- 1MB/24時間:1,980円
- 5MB/24時間:9,800円
- 10MB/24時間:19,600円
*24時間以内に使い切ってしまったら、データ通信は停止します。
めちゃくちゃ高いですよね。
10MBは、4G/5Gスマホの場合、ちょっとしたデータ通信ですぐに到達してしまうデータ通信量です。
10MBはYouTubeだと5分程度の動画視聴程度。
「海外あんしん定額」に加入し定額国Sへ渡航する場合は、データ通信はほぼ使わないようにしましょう。
7日利用なら20,860円と激高!「海外パケットし放題」へ加入し渡航する場合

LINEMOで「海外パケットし放題」に加入し渡航する場合、1日のデータ通信量で料金が定額となります。
12.5MBまでは段階性、12.5MB以上は定額で、それぞれの料金は1日あたりこの通りです。
海外パケットし放題
1日あたりのデータ通信料金
- 12.5MBまで:0円~1,980円/日の段階制
- 12.5MB以上:2,980円/日
1日あたり最大2,980円という点に要注意です。
例えば、7日間海外でデータ通信をフルで使った場合、2,980円×7日間=総額20,860円の高額請求となります。
速度制限か通信停止の「海外あんしん定額:定額国L/飛行機・船」はまだ安心
「海外あんしん定額:定額国S」と「海外パケットし放題」以外の場合なら、高額請求はそれほど心配ないです。
速度低下、または通信停止となるため、データ通信量が知らぬ間に高額になりません。
「海外あんしん定額:定額国L」だと、データ超過後も速度低下するだけです。
「海外あんしん定額:飛行機・船」だと、データ超過後は通信停止となります。
「海外あんしん定額」の飛行機・船での利用:通信停止
「海外あんしん定額」の定額国L:規定の時間まで最大128kbpsに速度低下(ほぼ端末機能は使えない)
「海外あんしん定額:定額国L」なら速度低下するだけ

LINEMOで「海外あんしん定額」に加入し定額国Lに渡航する場合、規定の時間でデータ通信量が定額となります。
時間あたりの定額データ通信とその料金は、この通りです。
海外あんしん定額
定額国Lでのデータ通信料金
- 24時間プラン(1日間):3GBまで980円
- 72時間プラン(3日間):9GBまで2,940円
- 96時間プラン(4日間):12GBまで3,920円
*時間内でデータを使い切った場合、低速通信となる(最大128kbps)
勝手にデータ加算されず、データ超過後は低速通信となるだけなので安心です。
ただし、最大128kbpsだと端末のほとんどの機能が使えないので要注意です。
「海外あんしん定額:飛行機・船」なら通信停止になる

LINEMOの「海外あんしん」定額では、設備搭載機(機内Wi-Fi)であれば飛行機・船でもデータ通信が利用できます。
LINEMOで「海外あんしん定額」に加入し飛行機・船で利用する場合、データ通信量により料金が加算されます。
それぞれの料金はこの通りです。
海外あんしん定額
飛行機・船でのデータ通信料金
- 1時間/50MBまで:980円
- 5時間/100MBまで:1,960円
- 15時間/150MBまで:2,940円
*時間内でデータを使い切った場合、通信停止となる
データ超過後は通信停止となるため、データ通信量が跳ね上がる心配がありません。
チェック!データ通信による高額請求
要注意オプション
- 海外あんしん定額の定額国S
- 海外パケットし放題
安心なオプション
- 海外あんしん定額の定額国L
- 海外あんしん定額の飛行機・船
通話/SMSによる高額請求|基本的に使わないようにする
LINEMOでは、世界対応ケータイ(国際ローミング)へ申し込むと、通話とSMSが海外でも利用できます。
通話料金は、滞在国や相手国によって異なります。
SMS料金は一律100円/通です。
世界対応ケータイの料金
- 加入:無料
- 通話料:滞在国や相手国による
- SMS:送信料は一律100円/通、受信料は無料
海外での通話は料金が高いです。
標準電話アプリでの電話やSMS送信は基本的に使わないようにすると、高額請求を避けられます。
海外で通話料を抑える方法
海外で通話料を抑えるなら、Wi-Fi利用でのインターネット通信を介した通話アプリ使用がおすすめです。
LINEやSkypeなどをインストールしておくと、無料Wi-Fiなどを利用して無料通話ができます。
不必要なデータ消費を避ける|事前にしておく4つの設定
海外でのデータ通信による高額請求を防ぐなら、3つの設定を変更しましょう。
LINEMOの国際ローミングで高額請求にならないために、事前にしておくべき4つの設定がこちらです。
事前にしておく4つの設定
- データローミング設定をオフ:必要時以外モバイルデータ通信を使わない、Wi-Fiを利用する
- モバイルデータ通信でのアップデートを許可しない:アプの自動更新やOS自動アップデートをしない
- バックグラウンド通信を制限:アプリの自動バックアップ、クラウドサービスの自動同期を制限
- 動画ストリーミングサービスの自動再生をオフ:YouTubeなどの自動再生機能を利用しない
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3. 海外では適用されないオプション
海外で利用する場合、LINEMOのオプションは適用されません。
海外で利用できないLINEMOの国内向けオプションをまとめると、この通りです。
海外では適用されないオプション
- LINEギガフリー:海外だとLINEもデータ消費する
- 5分かけ放題/かけ放題オプション:海外通話では適用されない
海外ではLINEギガフリーが適用さないため、普段無制限に使っているLINE通話やビデオ通話もデータを消費します。
海外滞在中にはLINEの使用頻度にも注意を払いましょう。
4. 海外利用中でも月額基本料金は別途かかる
LINEMOでは、月額基本料金にプラスされて、海外での使用料金や海外データ通信オプション料金がかかります。
基本料金支払いイメージ
| 利用シーン | 想定滞在日数 | オプション | オプション料金 | 月額基本料(税込) | 合計(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| 短期旅行 | 1日 | 海外あんしん定額24h(3GB) | 980円 | ベストプラン:990円 ベストプランV:2,970円 | 1,970円 3,950円 |
| 中期旅行 | 3日 | 海外あんしん定額72h(9GB) | 2,940円 | ベストプラン:990円 ベストプランV:2,970円 | 3,930円 5,910円 |
| 中長期旅行 | 4日 | 72h + 24h(合計96h/12GB) | 3,920円 | ベストプラン:990円 ベストプランV:2,970円 | 4,910円 6,890円 |
| 長期旅行 | 5日 | 海外パケットし放題 ×5日 | 14,900円 | ベストプラン:990円 ベストプランV:2,970円 | 15,890円 17,870円 |
| 飛行機のみ利用 | 機内15h | 飛行機150MB/15h | 2,940円 | ベストプラン:990円 ベストプランV:2,970円 | 3,930円 5,910円 |
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LINEMOの「海外パケットし放題」と「海外あんしん定額」の違い
LINEMOの海外パケットし放題と海外あんしん定額の違いについて、詳しく解説します。
どちらも海外でのデータ通信を定額で利用できるサービスですが、料金体系や適用条件が大きく異なります。
この順番で解説
- 海外あんしん定額の特徴
- 海外パケットし放題の特徴
- どちらかに選ぶ方法
1. 海外あんしん定額の特徴

海外あんしん定額は、渡航先の国によって異なる料金体系が設定されているサービスです。
渡航先は3つのカテゴリーに分類されます。
- 定額国L(主要国):アメリカ、ハワイ、タイ、台湾、中国、韓国など
- 定額国S(マイナー国):バハマ、ジンバブエ、イランなど
- 飛行機/船(設備搭載機に限る):機内Wi-Fi利用時。飛行機は飛行中、船では公海を航海中に利用可能。
それぞれに対応した料金プランはこの通りです。
| 対象国 | プラン | 料金 | データ容量超過時 |
|---|---|---|---|
| 定額国L(主要国) | 24時間プラン(3GB) | 980円 | 最大128Kbpsに制限 |
| 定額国L(主要国) | 72時間プラン(9GB) | 2,940円 | 最大128Kbpsに制限 |
| 定額国S(マイナー国) | 1MB | 1,980円 | 通信停止 |
| 定額国S(マイナー国) | 5MB | 9,800円 | 通信停止 |
| 定額国S(マイナー国) | 10MB | 19,600円 | 通信停止 |
| 飛行機/船 | 50MB(1時間) | 980円 | 通信停止 |
データ容量を超過した場合の通信速度制限も設定されているため、使いすぎの心配がありません。
ただし、先述した通り、定額国Sの場合、10MBで19,600円と高額になるので要注意です。
特に気をつけたい注意事項
- 海外あんしん定額が適用されている期間は、海外パケットし放題は適用されません。
- 海外パケットし放題をご利用になるお客さまは、海外あんしん定額の解除を先に行ってください。
- プラン利用開始後はキャンセルできません。
参照元:LINEMO公式サイト
2. 海外パケットし放題の特徴

海外パケットし放題は、シンプルな段階制の料金体系が特徴のサービスです。
対象国が多く、99.8%の国をカバーしています。
データ使用量に応じて自動的に料金が決まり、12.5MBまでで1日1,980円、12.5MB以上で1日2,980円の定額制です。
海外パケットし放題の料金プラン
12.5MBまで:1日0円~1,980円の段階定額制。
12.5MB以上:1日最大2,980円の定額制。
*日本時間0時から23時59分59秒までを1日として計算
海外パケットし放題は、1日当たり最高2,980円ですが、連日使い続けると高額請求となります。
例えば、7日間毎日12.5MB以上使い続けた場合、7日間×2,980円=20,860円となります。
3.海外データ通信オプションをどちらかに選ぶ方法
海外あんしん定額と海外パケットし放題のどちらを選ぶかは、利用スタイルによって決まります。
渡航先、滞在期間、データ使用量の3つの要素を考慮して、最適なオプションを選択しましょう。
選ぶ際のポイントをまとめると、この通りです。
状況別のおすすめなオプション
- 定額国S対象国で利用したい→あんしん定額
- 定額国L対象国である程度利用したい→あんしん定額
- 定額国L対象国でデータ使用量無制限で利用したい→海外パケットし放題
- 定額国L対象国以外でデータ使用量無制限で利用したい→海外パケットし放題
次に、海外での利用料金をシミュレーションしてみます。
5日間のハワイ旅行でシュミレーションすると、この通りです。
料金シミュレーション例(ハワイ5日間)
- 海外あんしん定額:72時間プラン(9GB/2,940円)×1 + 24時間プラン(3GB/980円)×2 = 4,900円
- 海外パケットし放題(12.5MB以下/日):5日間×1日1,980円=9,900円
- 海外パケットし放題(12.5MB以上/日):5日間×1日2,980円=14,900円
海外あんしん定額が向いているのは、計画的にデータ使用量をコントロールできるユーザーです。
一方、海外パケットし放題は、データ使用量を気にせず自由に利用したいユーザーに適しています。
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LINEMOを海外で使う時の通話料金・SMS料金
LINEMOを海外で使う時の通話料金やSMS料金について、詳しく解説します。
国際通話料金|滞在国や相手国により異なる
海外滞在中のLINEMO通話料金は、発信・着信ともに従量課金制となります。
滞在国や通話相手(滞在国内、日本、その他の国)により料金が大きく異なるため、事前に確認しましょう。
海外滞在時の通話料金の一例
| 滞在先 | 滞在国内(1分) | 日本向け(1分) | その他の国(1分) | 着信(1分) |
|---|---|---|---|---|
| アメリカ | 125円 | 140円 | 210円 | 175円 |
| 韓国 | 25円 | 190円 | 265円 | 75円 |
| 香港 | 75円 | 260円 | 260円 | 145円 |
| 台湾 | 70円 | 290円 | 265円 | 150円 |
| 中国 | 70円 | 195円 | 260円 | 165円 |
| イギリス | 75円 | 260円 | 265円 | 110円 |
注意が必要なのは、着信時にも料金が発生することです。
海外滞在中の通話料金は、1分単位で課金され、国内通話と比べて非常に高額になります。
国内通話料金の注意点
- 発信者と受信者がともに海外にいる場合、双方に料金が発生
- 海外データ通信オプション(海外あんしん定額・海外パケットし放題)に通話料金は含まれない
- 国内向け通話オプション(5分かけ放題/かけ放題オプション)は海外通話では適用されない
通話料金を節約する方法も知っておくと便利です。
通話料金を節約する方法
- LINE通話・WhatsApp・Skypeの活用:ネットを介した通話アプリはWi-Fiなどで無料で使える
- 重要でない着信は避ける:着信料が発生しないよう緊急時以外は取らずにアプリ通話で折り返し
- 滞在国の国内通話の活用:比較的安価な滞在国内通話を優先
国際電話のかけ方|発信元と発信先で番号の入力方法が異なる
国際電話のかけ方は、発信元と発信先によって番号の入力方法が異なります。
正しい番号形式で入力しないと通話できないため、事前に操作方法を確認しておきましょう。
海外から日本へ電話をかける場合
- 「0」または「*」キーを長押しして「+」を入力
- 「81」(日本の国番号)を入力
- 最初の「0」を除いた相手の電話番号を入力
例)日本の090-1234-5678に電話
+81-90-1234-5678
海外から他国へ電話をかける場合
- 「0」または「*」キーを長押しして「+」を入力
- 「+」の後に相手の国番号を入力
- 最初の「0」を除いた相手の電話番号を入力
国際電話をかける際は、必ず「+」記号を先に入力します。
「+」記号は、「0」または「*」キーを長押しすることで入力できます。
SMS料金|送信は1通100円、受信は無料
海外でのSMS(ショートメッセージ)利用にも、国内とは異なる料金体系が適用されます。
SMS送信は有料ですが、受信は無料のため、必要に応じて使い分けることでコストを抑えられます。
海外でのSMS料金体系はこの通りです。
- 送信料:1通100円(最大140バイト。全角70文字相当)
- 受信料:無料
SMS送信料は、文字数によって複数通分の料金が発生する場合があります。
長文のメッセージを送信する場合は、事前に文字数を確認して料金を把握しておきましょう。
文字数超過時の注意点
最大670文字まで送信できますが、70文字を超える場合は134文字まで2通分、それ以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。
参照元:LINEMO公式サイト
iPadではSMS送受信できませんが、LINEMOからのSMSのみ受信可能です。
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LINEMOを海外で使う時のよくある質問
LINEMOを海外で使う時のよくある質問について解説します。
海外利用では様々なトラブルや疑問が発生しやすいので、事前に対処法を知っておきましょう。
世界対応ケータイに勝手にされることって?→契約形態によって自動付帯される場合も
世界対応ケータイ(国際ローミング)は、契約形態によって自動付帯される場合があります。
MNP乗り換え契約した場合は無料で自動的に付帯されているため、別途申込み手続きは不要です。
新しい番号で新規契約した場合は、初めの支払いから5か月目で加入する事ができます。
- MNP乗り換えで契約:無料で自動付帯(申込み不要)
- 新規電話番号で契約:課金開始から5か月目以降に自身で申込み
- 料金:無料
世界対応ケータイオプション自体は月額料金などはかからない無料のサービスです。
ただし、海外での通話やSMSには別途料金がかかります。
また、海外データ通信オプション未加入の場合は、従量課金制でモバイルデータ通信量がかかります。
海外で繋がらない時はどうするべき?→対処法6つを試してみる
海外でLINEMOが繋がらない場合は、色々な原因が考えられます。
海外で繋がらない場合の対処法は6つあるので、一つ一つチェックしてみて下さい。
段階的なトラブルシューティング
- モバイルデータ通信の設定確認
- データローミングの設定確認
- 機内モードをオンオフ
- 端末を再起動
- SIMカードの抜き差し
- 対応エリアの確認
海外で繋がらない場合は、基本的なデータローミング設定などの確認から始めてください。
それでも解決しない場合は、端末の再起動や機内モードのオンオフを試してみましょう。
帰国後はプランの解約は必須?→基本的に自動で処理される
帰国後の海外データプラン解約は、基本的に自動で処理されます。
ただ、海外パケットし放題と海外あんしん定額では、解約方法や継続状況が異なるため確認が必要です。
- 世界対応ケータイ:継続。解約も可能。
- オプション「海外あんしん定額」:設定時間経過で自動終了
- オプション「海外パケットし放題」:日本帰国で自動解除
世界対応ケータイは手動解約もできますが、基本的にそのまま継続となります。
世界対応ケータイの解約手続きは、My LINEMOまたはカスタマーサポートから行えます。
LINEMOカスタマーサポート連絡先
- 海外から:+81-3-6858-2443(通話料有料)
- 受付時間:24時間。自動音声応答
\ 短期滞在なら月額料金と合わせてもお得 /
まとめ:LINEMOを海外で安全・お得に使うためのポイント
LINEMOを海外で安全・お得に使うための方法を解説してきました。
ポイントをまとめると、この通りです。
- 世界対応ケータイの事前登録:MNP乗換なら不要。新規番号契約なら5か月目から申込可能。
- 海外データ通信オプション加入がおすすめ:「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」がある。
- データ通信での高額請求を避ける:現地Wi-Fiを利用する。データローミング設定、アプリ自動更新やバックグラウンド通信などをオフにする。
- 通話での高額請求を避ける:ネット回線を介した通話アプリ(LINEやSkypeなど)を利用する。
- SMSでの高額請求を避ける:送信では100円/通かかるので極力使わない。
LINEMOを海外で利用するなら、事前準備がやっぱり大切です。
世界対応ケータイオプションへの登録、オプションへの加入、端末設定の完了などするべきことがあります。
遅くても渡航1日前には必ず済ませておきましょう。
データ通信でのポイント
高額請求を避けるなら、海外パケットし放題または海外あんしん定額のいずれかへの加入が必須です。
データ使用量と滞在期間に応じて、海外データ通信オプションを洗濯して下さい。
- 短期間で計画的に利用する:海外あんしん定額がおすすめ
- データ使用量を気にせず利用する:海外パケットし放題がおすすめ
通話やSMSでのポイント
通話やSMSでは、LINEMOの国内オプションが適用されないため、従量課金となります。
重要でない通話は避け、必要に応じてWi-Fi環境でのアプリ通話を活用することで費用を抑えられます。
海外での通話の注意点
- LINEギガフリーは海外では適用されない
- 5分かけ放題/かけ放題オプションは国際通話では適用されない
- 着信時にも着信料が発生する
現地でトラブルが発生した場合は、順番にトラブルシューティングを行ってください。
海外旅行や出張をより充実したものにするために、ぜひLINEMOの海外サービスを活用していきましょう。
\ 短期滞在なら月額料金と合わせてもお得 /

