企業や政府への提言としては、アプリケーション開発上の問題に触れておく必要があります。近年、短納期や低コスト化への要求がこれまで以上に厳しくなっています。しかし、脆弱性や何らかの不具合に対して、後追いで修正してばかりのフローは好ましくありません。
2020年までには、常識を覆す革新的なテクノロジーが生み出され、スマートフォンがもたらしたレベルの大きな変化や、脅威の増加が起こる可能性もあります。だからこそ、将来的な脅威への対策を常に先回りして行う必要があるのです。
カナダ在住のサイバーミステリ小説作家 一田和樹氏が11月に来日した際、次回作構想のために面会した国内のセキュリティ専門家との対談の模様の、一田氏本人によるレポートを6回連載でお届けします。
総務省から2013年流行したリスト型攻撃の対策方法を示した「リスト型アカウントハッキングによる不正ログインへの対応方策について」が公表されたんだにゃー。
一田和樹 「なるほど、インテル社のチップに御社のセキュリティ機能が搭載して、インテルのチップの搭載されているデバイス全てで弊社の認証機能を提供できるようになるわけですね」
Googleは12月7日、同社が保有する複数のドメイン向けにフランスの認証局ANSSI傘下の証明機関から不正なデジタル証明書が発行されおり、誰でもなりすまし可能だったことを発表したんだにゃー。問題の証明書はすでに失効させる措置を取ったということなんだにゃー。
昨今のサイバー空間の変化には目を見張るものがある。それは従来の延長線上にある変化ではなく、政治、社会、経済の根本を揺るがす変化といえる。
毎年恒例のように開催されていたセキュリティイベント「AVTokyo」が今年は開催されなかったけど、「AVTokyo2013.5」として来年の2月16日に開催されることが発表されたんだにゃー。
「日本ではセキュリティ診断というとWebアプリケーションが主だと思われがちですが、リスクを考えるとフレームワーク等の低いレイヤの診断も重要なのです。低いレイヤのセキュリティ診断を実施しているケースは残念ながらとても少ないというのが現状です。」
Windowsのカーネルにローカルでの権限昇格が可能となる脆弱性が見つかったんだって。この脆弱性はWindows XPとWindows Server 2003に影響があるみたいなんだにゃー。
「標的型攻撃のような脅威に直面して、これまでのように、製品別ではなく、サイバーセキュリティを軸として、お客様と包括的な対話ができる部署が必要だという痛切な認識があり研究センターを設立しました」
上野「今後入ってくる人は何を学べば良いんですかね。」 斉藤「たしか、FFRIの鵜飼さんも学生時代に研究室のサーバーに侵入されて、そこから興味を持ったという話を伺った記憶があります。たぶん興味を持ったきっかけから入っていけば良いのかなあって」
日本で広く使用されているECサイト構築パッケージWebアプリの「EC-CUBE」に合わせて6件の脆弱性が見つかって公表されているよ。脆弱性の内訳はXSS、CSRF、情報漏えいなんだにゃー。
「Officeさんの事件に関してはこちらも思い出深いです。実はACCSの0dayに関してはハッカージャパンにも記事としてはもらっていました。記事にやり方が書いてあったので、ぼく、動作確認してみたんですよ。」
企業内でオンラインストレージなどの利用人口が増え始めてからようやく管理側のルール整備が開始されるという流れでは、各々が利用するツールのセキュリティレベルなどが企業内で精査されていない状態が生まれ、リスクが高いといえます。
11月13~14日にはセキュリティカンファレンス「PacSec」が開催されたよ。併催されていたモバイル脆弱性発見コンテスト「Mobile Pwn2Own」では日本のMBSDチームが見事にハッキングに成功して賞金4万ドルを獲得したんだにゃー。
Microsoft Officeで利用されるMicrosoft Graphics ComponentのTIFF画像処理にゼロデイ脆弱性があることが発表されているんだにゃー。
今回、ScanNetSecurityからお声掛けをいただき、私のブログを転載していただくことになりました。10月末に行われた、オンラインCTF「NotSoSecure CTF」の参戦記です。
php公式サイトのドメインphp.netがマルウェア感染の疑いでGoogle Safe Browsingにアクセスを遮断されていたことが話題になっていたけど、調査の結果、誤検知ではなく本当にマルウェアに感染していたんだにゃー。
今回は、株式会社ラック 川口 洋 氏に、セキュリティオペレーションセンター等でのセキュリティ人材育成について話を聞いた。
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